Q.「ジナだから好きだ」という言葉以外にも、好きな台詞はありますか?
チョン・ヘイン:最終回、済州島でジナに会ったジュニが「僕の傘はどこ?」って尋ねるんですが、僕はそれがたくさんの意味を含んだ詩的な台詞だと思います。「君がとても恋しくて会いたかった」という言葉を些細な小道具の中に込めて聞いているものですよね。ジュニを見せることのできる台詞のうちの一つだと思いました。そしてスンチョル(ユン・ジョンソク)とお酒を飲みながら、「ジナがあまり幸せじゃなかったらいいな」って言うシーンがあります。その台詞もとても心に響きました。
Q.ソン・イェジンさんは現場ではどんな女優でしたか?
チョン・ヘイン:僕の持っていたすべての偏見が壊されました。実は敏感で細かくて、どこか恐そうだと思っていました(笑)。でもサバサバしていて、よく笑う方だったんです。現場にいるすべてのスタッフ達と気楽に接する姿を見ながら、主人公が持つべき現場での態度についてもとても勉強になりました。
Q.“メロクイーン”と呼ばれる女優ソン・イェジンさんとの共演は格別だったのではないでしょうか?
チョン・ヘイン:格別という言葉には様々な意味が込められていそうですね(笑)。始めはとてもプレッシャーでした。肩の荷が重かったです。僕は初主演でしたが、先輩のキャリアはすごいですよね。僕の足りなさのせいで先輩が積み上げてきたものにひびが入るのではないかと思って心配だったのは事実です。でもそれが演技に出ていたみたいです。ある日、イェジン先輩がメッセージをくださいました。「ヘイン、あなたはソ・ジュニそのものだから、不自然なら不自然なように、よければ良い通りに、あなたの思い通りにしなさい」って。それが僕にとってとてつもなく力になりました。撮影中ずっとそのメッセージを見ていました。後輩もしくは相手俳優という以上に、僕を人間として尊重してくださっているという印象を受けました。おかげでもっと良いコミュニケーションがとれたと思います。
Q.だからでしょうか。2人が実際に付き合っているのではないかという反応もありました。
チョン・ヘイン:そうですね。さらには「付き合ってないのは知ってる。でもすごくお似合いだから一度付き合ってみたら」って言う人もたくさんいました。ハハハ。人の事はわからないって言いながら、心から応援してくれました。その度に満足な気分でした。フィクションだけれど心を込めて演じようと頑張りました。それが伝わったんだと思いました。
Q.制作報告会の時、「後でソン・イェジンさんに霜降り牛ロースを買ってもらう」と言っていましたが、おごってもらいましたか?
チョン・ヘイン:制作報告会をした日、すぐにおごってもらいました。僕のスタッフ達とイェジンさんのスタッフ達がみんな一緒にいて、会計が結構高くつきました。食べながら少し顔色を伺いました。ハハハ。
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