40歳の時に書いたという「孤独の意味」をエレキギターと歌声のみでパフォーマンスした彼は、ドラマ「恋のスケッチ〜応答せよ1988〜」でリメイクしてヒットした野菊の「心配しないで、君よ」を披露。「1曲目の『歌』にある強烈な体験をさせてくれた大先輩の曲です」と楽曲への愛と感謝を語った彼は、ギグス時代のエレクトリックファンク「片思い」、ライブでは欠かせないアンセム「空を駆ける」で会場に集まったファンを最後まで楽しませ、「また日本に招待してください。カムサハムニダ。ありがとうございました」と大きく手を振ってステージをあとにした。
終演後も鳴り止まない拍手と歓声にイ・ジョクはバンドメンバーを引き連れて再び登場。パニックのデビューアルバムの収録曲「左利き」をジャンプしながら熱唱。歌い終えた彼は、会場のお客さんを見渡しながら「次回はまた違う感じの公演を準備してきます」と再会の約束をして両手でハートマークを作り、投げキッスで、音楽との出会いから現在までを振り返ったベストライブを締めくくった。
(5ページに続く)