以後コ・ヨヌは本当に弁護士ではないが、自分だけの方法で与えられた状況を解決していった。依頼人の話に耳を傾け、巧妙に状況をねって利用することまで成功した。 弁護士というタイトルのための条件のうち、何も持っていないコ・ヨヌが、ぎこちないがこのように問題にぶちあたって解決していく姿は、視聴者に刺激的な楽しみと代理満足をプレゼントした。
パク・ヒョンシクは明るさと闇、鋭さとやわらかさなど、コ・ヨヌキャラクターの両面的部分をすべて表わして「SUITS」の中に溶け込んでいる。 彼の頭脳が輝く時は、天才という感嘆詞がひとりでに出てくるほどだ。反面、自身を危機に陥れた友達なのに冷くすることができなかったり、病院に入院したおばあさんを訪ねて行って狭いベッドで一緒に眠る時は見る人までジーンとさせる。
断片的でないキャラクターは魅力的だが、これを表現しなければならない俳優にとっては決して容易ではない挑戦でもある。そんな意味で「SUITS」で見せてくれるパク・ヒョンシクのキャラクター表現力は特別だと言える。 コ・ヨヌという人物が処した複雑な状況、多様な面、感情を視聴者に、すべて共感して応援させたためだ。
偽弁護士だがコ・ヨヌを応援したくて、これを描き出すパク・ヒョンシクを見たくて「SUITS」の次の話が気になってくる。