「コラム」ジョン・ヨンファが第702特攻連隊に入って気をつけることは?

 

山岳地帯の特殊性
現在の韓国で深刻な社会問題になっているのが若者たちの就職難である。20代の失業率は日本よりはるかに高い。
若者たちは、少しでも就職で優位に立つために兵役すらも「資格」と考えたりする。その場合、特別な部隊で兵役を全うすることは大きなキャリアアップになる。
たとえば、訓練が一番厳しいと言われている海兵隊に多くの若者が志願するのも、自分の将来を左右するキャリアアップが目的だ。それは、特攻連隊も同様である。

そういう目的を持って意欲的に入隊してきた20歳前後の若者たちと、ジョン・ヨンファは一緒に訓練に励む。体力では年下にかなわない。それは仕方がないことであり、ジョン・ヨンファにはハンディになりかねない。
逆に、いじめを受けるといった心配はほとんどいらない。なぜならば、ジョン・ヨンファは著名な芸能人として部隊でも注目される。そういう存在をいじめたりするとやたらと目立ってしまい、厳しい処罰の対象となる。それなのに、あえていじめようとする人がいるだろうか。常識的には考えられないことなのだ。
そうなると、やはり気になってくるのは怪我の問題である。
特攻連隊というのは前線で防衛のための特別な任務に就く部隊だが、訓練が厳しいし、駐屯しているのが山岳地帯だけに体力の消耗も激しい。(ページ3に続く)

2018.04.18