韓国俳優ユ・アイン(31)が「急性軽躁病」が疑われると自身のSNSに掲載した精神科医キム・ヒョンチョル氏(42)が26日、所属する学会から除名された。学会が所属する会員に下す一番重い懲戒となる。
大韓神経精神医学会は、「キム氏は俳優ユ・アインに対して急性軽躁病が疑われるとし、危ないから早く措置を取るようにとSNSに掲載して騒動を起こした」とし、「直接診療していない人物の精神的状態を公に明らかにすることは、非倫理的な行為だ」と批判した。
キム氏が騒動を起こしたのは昨年11月。当時、ネットユーザーとSNSで舌戦を繰り広げるユ・アインに対し、「家族や事務所からの連絡を望む。うつ病になったら危険だ」や「急性軽躁病誘発の可能性」という文章を掲載し、騒動となった。キム氏の行動は、ユ・アインの状態を恣意的に診断してその内容をインターネット上に公開し、批判を浴びた。
大韓神経精神医学会によると、キム氏はユ・アインの件以外にも診療中の患者と不適切な関係を結び、患者の個人情報や秘密を自身が運営しているインターネット上のページに暴露するなど医療法に反する事例がいくつか確認されたという。
学会関係者は「医療法に反することは告発措置が避けられない」とし、「大韓医師協会と保健福祉部に追加の措置を要請した」と明らかにした。
WOW!korea提供