Q.ソロクは主婦だったので、ロマンスの部分が難しかったのではないかと思います。
僕にとっては、ガンヒさんと何かと言ってはぶつかるシーンなどもすべてロマンスだと思って演じました。もちろん、そこで愉快な部分もありましたが、ロマンスというのは男女が熱くキスをするから視聴者がトキメクというものでもないじゃないですか?2人が登場すると、何かが起こりそうだという期待、それがロマンスだと思うんです。このドラマは、そういった期待が常にあったと思います。このドラマならではの、そういった微妙なロマンスと言いますか…。
Q.微妙なロマンスの部分を表現するために特に気を使った部分はありますか。
いつも僕が俳優としてガンヒさんを信頼しているように、劇中でもワンスンはソロクを信頼していました。そんな中で、“自分の気持ちは認めたいけれども、認めない。でも彼女に惹かれていく”、それを、彼女を見つめる眼差しなど、そういった仕草ひとつひとつで表したつもりです。視聴者には煮え切らない、恋人のようには見えないと思われたかもしれませんが、僕としてはそういった部分で表したつもりです。
Q.先ほど、台本も面白かったし、撮影も楽しかったとおっしゃいましたが、その中でも最も楽しかったことや特に思い出に残っているシーンはありますか。
撮影初日です。ガンヒさんを家の前まで何だかんだ言いながら送っていくシーンが楽しかったです。その日、撮影を終えて帰宅する時に、“面白いな、ガンヒさんとの撮影は楽しいな”と感じたのを今でも覚えています。この作品は、本当にすべてのシーンが愉快だったので覚えているんですが、特に、大きな事件や事故のシーンなどなくても、ただ単にガンヒさんとすれ違うシーンなど、2人で何かをしているシーンは少しでもよりよく表現できたと思っているので覚えています。
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