韓国の映画監督キム・ギドク氏(57)が17日(現地時間)、映画「メビウス」撮影当時の女優暴行物議について「女優と解釈が違って起こったことだと思っている」と明かした。
AFP通信によると、第68回ベルリン国際映画祭に出席するためドイツ・ベルリンを訪問しているキム・ギドク監督はこの日、記者会見を通して、自身はすべての作品で「安全と尊重」を最優先にしているとし、このように述べた。
キム監督は2013年に公開した映画「メビウス」の撮影中、女優の頬を殴るなどの容疑で起訴され、先月21日、裁判所から罰金500万ウォン(約50万円)の略式命令を受けた。
これに関してキム監督は「当時の事件はリハーサルで起こった出来事」としながら、「現場に多くの人がいたが、そのときは誰も反対したり、不適切だとは話さなかった」と説明した。また、「正確にどんなことがあったかは思い出せないが、演技の芸術性に関するものだった」とし、「法廷での判決が出たように、責任を負うつもりだ。判決に全面的に同意はしないが、こうした過程が(映画制作)システムに変化を与え、映画産業の進展を持ってくるだろう」と述べた。
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