平昌(ピョンチャン)オリンピックの女子アイスホッケーで、日本は2月14日にコリアと対戦した。コリアは、韓国と北朝鮮の合同チーム。つまり、この試合は日本、韓国、北朝鮮が一堂に会した勝負となった。
日韓それぞれの事情
平昌オリンピックの開幕を間近に控えた1月、女子アイスホッケーの韓国チームに北朝鮮が合流することが急に決まった。これによって、地元開催の韓国は「コリア」として、女子アイスホッケーの試合に臨んだ。
世界ランクで言えば、韓国が22位で北朝鮮が25位。オリンピックに出場できる女子アイスホッケーのチームは8つしかない。それを考えると、コリアが厳しい闘いを強いられることは明らかだった。
案の定、急ごしらえのコリアは平昌オリンピックで苦戦した。女子1次リーグB組で、コリアはスウェーデン、スイスと戦ったが、ともに0対8で敗れている。それによって、準々決勝への出場ができなかったが、3戦目で日本と対戦することになった。
日本も、1次リーグでスイスとスウェーデンに敗れていて、準々決勝の進出を逃した。しかし、日本はコリア戦で絶対に勝ちたい事情があった。これまでにオリンピックで一度も勝ったことがなかったからだ。
苦い記憶として残っているのは、1998年の長野オリンピック。地元開催で好成績を目指したが、結果的に5戦全敗に終わってしまった。次に、2014年のオリンピックでも5戦全敗だった。
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