2月9日に総合開会式を行なう平昌(ピョンチャン)オリンピック。韓国としては、悲願の冬季五輪開催であった。その開催場所が『冬のソナタ』のロケ地。日本の韓流ファンにとっても、非常になじみが深い場所だ。
韓国で開催するなら平昌!
あの『冬のソナタ』に出てきた映像を見てもわかる通り、平昌は韓国有数の冬季リゾート地である。
韓国は、2000メートルを超える山がない国で、寒い割には豪雪というわけではない。そんな事情があって、本来はスキー場の数自体が少なく、平昌のスキー場にしても人工降雪機の世話になることがとても多い。
とにかく、『冬のソナタ』でもユジンが人工降雪機の下で思いっきり泣く場面があったが、平昌のスキー場は韓国随一と言うほど人工降雪機を備えていて、降雪の量を心配することなくスキーを楽しめる場所だ。
実際、『冬のソナタ』では、平昌のスキー場の施設開発の仕事でチュンサンとユジンが同じ仕事をしていくという展開だったし、特に前半ではスキー場が完全にメインのロケ現場になっていた。
私(康熙奉〔カン・ヒボン〕)は何度も冬の平昌に行ったが、ドラマに出てきたとおりのゴンドラに乗って山の頂上まで行くと、まさに『冬のソナタ』で展開されたような雪一色のすばらしい景色が広がっている。
そこで、チュンサンとユジンが願い事をする有名な場面があったが、あのゴンドラに乗っているときに眼下に見えるスキー場のコースは、まさに「オリンピックを韓国で開くならここしかない」と思わせるものがあった。(ページ2に続く)