ハン教授とグル助手の対談形式でハングルを覚えていく企画の第6回目。今回は韓国旅行をしているときに、誰かに道を尋ねるハングルを覚えていこう。
繁華街に出てみよう
ハン教授「ホテルにずっといるわけにもいかないから、まずは出かけてみよう。近くの明洞(ミョンドン)に行くのが一番楽しいね。街を歩くとき、覚えておくと便利なのが、『オットッケ(어떻게)』という言葉だ。『どのように』という意味だけど、前回覚えた『カムニカ』
を使って『ミョンドン オットッケ カムニカ?(명동 어떻게 갑니까?)』といえば、『明洞にどのように行きますか』という意味になる。ただし、ここで相手の人が、あっち行ってこっち行って……と韓国語で言っても聞き取れないことが多いと思うけど」
グル助手「そこで地図を出せば、きっと指し示してもらえますよ。まあ、たとえばロッテホテルにいれば、目の前なので迷うことはないと思いますが……」
ハン「もっと遠くへ行こうとしたとき、まず市内のバスはあきらめたほうがいいね。種類はたくさんあるけど、韓国語ができなければ乗るのは無理。本当に難しいのでソウル市内を移動するなら地下鉄のほうがいい」
グル「そうですね。市内バスは韓国の人でも乗り慣れていない人は間違えますから。絶対に地下鉄を利用したほうがいいでしょう。それで、地下鉄は各線に色が付き、駅には番号が付いています。地図を見ると各線の色と駅の番号で簡単にわかるようになっています。地下鉄を利用していろんなところに行ってみるといいと思います」
ハン「それから、韓国の人に何かを聞こうと思って呼びかけるときは、なんて言ったほうがいいかな」
グル「呼びかけの言葉ですね。簡単に言うのであれば、『チョギヨ(저기요)』とか、『ヨギヨ(여기요)』ですね。慣用句ですから、このまま覚えるしかありません」
ハン「でも、タメグチに近いから、年上の人には使いづらいんじゃないか」
グル「そうですかね。『チョギヨ』のほうがニュアンス的にはいいと思いますが……。相手が年上の場合だったら『マルスム チョム ムッケッスムニダ(말씀 좀 묻겠습니다)』というのもあります」
ハン「『マルスム』は丁寧語の『言葉』、『チョム』は『ちょっと』、『ムッケッスムニダ』は『お尋ねします』という意味。知らない人に使うときに無難だけど、ちょっと長いなあ。もっと短く言いたいね」(ページ2に続く)