「合同インタビュー」カン・ドンウォン、“捜査のマスター”役を体を張って熱演! 実は“ネット検索のマスター”でエゴサーチも

-銃撃戦や格闘シーン、カーアクションなどアクションファンが見たいものが詰まっている映画だと思います。おすすめのアクションシーンを教えてください。
後に、DVDを購入していただければ、カットされたアクションシーンが見られると思いますが、それが一番良かったんですよ(笑)。監督は自分より年上ですけど、ほぼ同年代で、気楽に話せる仲だったので、シナリオの段階からそのシーンは必要ないと思い、監督にそのくだりは必要なのかという話をしたら、監督が必要だと言うので、撮ったんです。上から落ちたり、すごく大変で、苦労して撮ったんですよ。
ところが、編集が終わった後、監督に話があるからとお酒に誘われ、何かと思ったら、申し訳なかったと謝られて。編集していたら、そのシーンは必要ないと思ったと。最初から僕の言うことを聞いていればよかったと言って、正式に謝罪されました(笑)。

-カットされたそのシーンも気になりますが、本編に出てくるアクションシーンでは?
先ほど話した、首にガラスが刺さったシーン。どのシーンなのか、というのを推理しながら見ていただくと、楽しめるのではないかと思います。

-ケガもいとわないぐらい、全力を尽くしたということですね。
カーチェイスシーンもほぼ自分で演じているんですが、大きな車をバンバンぶつけるような感じで、本当に楽しかったです。今回アクションシーンは、フルショットは代役の方にお願いしましたが、それ以外は僕が演じました。

-カン・ドンウォンさん演じるキム・ジェミョン刑事は、ストイックで正義感にあふれ、仕事に打ち込む男という印象でしたが、仕事への向き合い方において、共感できる部分などはありましたか?
僕もそれなりに正義感にあふれているほうだと思っています(笑)。誰かに、「正義のためだけに戦っていたら、魅力がないじゃないか」と言われ、思わず「正義のために戦うのは当たり前じゃない」と答えたことがありました。そういう面で、キム・ジェミョンと似た部分がありますね。ただ、仕事の分野が違うので、僕は俳優としてできることを探しているという感じです。

-劇中、キム・ウビンさんから「公務員でこんな部屋に住んでいて、なぜ結婚してないの?」と言われるシーンがありましたが、カン・ドンウォンさんの結婚観を教えてください。
性格的に結婚できるのかどうか分からないです(笑)。小さい頃から、両親に「結婚しない」と言っていたんです。そのたびに「大きくなったらどうなるか分からないよ」と言われていたんですが、僕自身、まだよく分からないですね。

-作品に出ずっぱりですし、仕事がどんどん楽しくなっているようですね。
そうですね。周りで面白いことがたくさん起こるので、退屈しないし。停滞しそうかなと思ったら、新しい話をいただいたりするので、常に刺激を受けているし、楽しく仕事をしています。

-今回演じたキム・ジェミョンは「捜査のマスター」でしたが、ご自身を「○○のマスター」と例えると何でしょうか?
趣味にしても仕事にしても、個人的にはいろんな話題があるんですが、それを全部ひっくるめても、マスターと言えるほどのことはないですね。その中でも、一番得意なのは映画を作ることなんですが、「映画のマスターです」と言うのもちょっと…。でも、誰よりも上手くできることがあるとすれば、インターネット検索です(笑)。それに関しては、周りからしつこいほどだと言われているので。ユン・ジョンビン監督から、「ダパ」という雅号を付けられ、友達にもそう呼ばれているんですが、「ダパ」は全て漁るという意味なんです。だから、ほかのことはマスターだと言える自信はありませんが、「インターネット検索のマスター」とは言えると思います。

-趣味的なことで言うと、インテリアとか家具作り、建築などにも興味があると思いますが。
趣味ではやっているんですが、マスターと言えるほどではないです。建物ができるわけでもないし。家具作りもしますけど、周りにもっと上手い人が多いので。ジョージナカシマさんぐらいにならないと、マスターとは言えないと思いますよ。

-ちなみに、インターネット検索ではエゴサーチもされるんですか?
しますね。仕事でもあると思っているので。周りの方がどんな風に自分を見ているのか、ということを知ることも大切だと思います。もちろん、そこに書かれていることが全てではないですけど。よく書かれていないものを見て、「いまに見返してやる!」という気持ちになり、もっと頑張ろうと奮起することもありますね(笑)。

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