しかし、奇跡はそこで終わらなかった。NU’ESTにも希望の光が見えてきたのだ。彼らの代表曲「ヨボセヨ」が4年ぶりにチャートで逆走行を記録し、彼らのV LIVEでの放送は連日自己最高記録を更新した。最後を予感していたグループに新たなスタートがあるという希望と可能性が芽生えた。所属事務所Pledisエンターテイメントも年間プランを修正し、迅速に対応した。
そして彼らは25日、「NU’EST W」というユニットで新曲を発表する。今回の新曲は、キム・ジョンヒョンとファン・ミンヒョンのデュエット曲「Daybreak」を作曲したKiggenの作品だ。惜しみなく愛して待ってくれたファンに対する感謝の思いを込めて、今回の歌を発表する。厳密に言えば「ファンソング」ではないが、歌を発表する心だけはファンソング以上の意味がある。
残念ながらキム・ジョンヒョンとチェ・ミンギが出演するバラエティ番組を除けば、それ以外の放送活動はない。下半期に正式にカムバックするためのアルバムの準備に万全を期すためだ。もちろん、音楽番組出演の可能性も開かれている。ファンとのコミュニケーションは着実に続いている。ポータルサイトNAVERのV LIVE、ファンカフェなどで下半期のカムバックまで活発に近況を伝えていく予定だ。
6年目のグループは、サバイバルプログラムを通じて回復の足場を準備し、再開を知らせるドラマのような壮大な展開を見せている。切実だった新しいスタートの最初の一歩、NU’ESTはデビュー5年ぶりに味わう初めての全盛期を迎えている。彼らの収穫する果実が是非甘くあってほしいものだ。