続いては、ドラマの名シーンをキム・ミンソク自身が選び、映像を見ながらエピソードを紹介。「太陽の末裔」では、自分の10代の反抗期、刺身屋のアルバイトでの体験と重なる部分があったという2つのシーンをピックアップし、共演したチン・グについては「後輩に気合を入れてくれて、“お前ならできる”と自信を持たせてくれる方」、ソン・ジュンギについては「厳しいけれど、優しくて温かい言葉をかけてくれるという、ツンデレスタイル(笑)」と語り、ある日ソン・ジュンギとお酒を飲んだとき、一緒に寝ようと言われ横になったが、男同士でいても眠くならないし、ソン・ジュンギも居心地が悪いのか、ずっと動いていたので、キム・ミンソクが静かに抜け出して、床で寝たというエピソードも。
「ドクターズ」では、手術の前、自分の髪にはさみ、バリカンを入れ、頭を刈りながら嗚咽する話題のシーンをピックアップ。NGなしの1回で撮影しなければならない難しいシーンだったが、NGのことは全く考えず、「もし自分が、手術が上手くいかず、声が出なくなって俳優人生が閉ざされたら、と考え、その気持ちだけで撮影に臨みました」と当時に心境を語り、「髪を切ると決めるまで、何日か悩みましたが、このシーンを撮ってから自信がつきました」とニッコリ。そして、これで芸能人ではなく、俳優といえるような満足感を得たという。
なお、このドラマで、キム・ミンソクは「百想芸術大賞」TV部門の新人賞を受賞。客席からも大きな拍手が送られた。
「被告人」では、子役シン・リナちゃんとのシーンを挙げ、撮影中、自分がリナちゃんについて回るほど可愛くて、「いつかこんな娘がほしいと思った」と話し、会場をほっこりさせた。
さらに、最後は未来についての話にまで及び、「心から演技をする俳優になりたいし、いつか結婚して、いい父親になったら、それこそチソン兄さんのような素晴らしい演技ができるだろうし、年齢に合った役を演じていきたいです」と抱負を語った。
再び、歌の時間となり、「美男<イケメン>バンド」でキム・ミンソクが歌った「どうして君を」を披露。「難しい歌ですが、役になりきって皆さんに届けます」と感情を乗せて歌い上げ、ファンをうっとりさせた。
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