「インタビュー」「師任堂(サイムダン)、色の日記」ソン・スンホン インタビュー

Q. 現代劇と時代劇で演じる上での違いは何だと思いますか?

まず、ひげをつけるのは初めてでした。撮影のある日の朝は、1時間半もメイクをするために費やしたので、そういったことも新鮮でした。
でも…メイクは大変でしたね…。

以前、時代劇『Dr.JIN』にも出演したことがありましたが、その時は現代の医者が過去へとタイムスリップしたキャラクターだったので、言葉遣いを現代劇と同じにしていました。それに比べて今回の作品では、イ・ギョムは過去の人物だったので。
でも、監督と一番最初に意見を交わしたのが、時代劇といえば真っ先に思いつく、重くて、定型化されているそのようなイメージから少し距離を置くほうが良いということでした。監督も作家も同じ意見でした。

Q. 江原道での撮影はいかがでしたか?撮影中に印象に残っている風景や撮影現場でのエピソードを教えてください。また、スンホンさんが感じた江原道の魅力や、江原道でよく食べたりしたものがあれば教えてください。

まず、師任堂という歴史上の人物を描くということで、昔の時代の空気感を感じることができます。また、撮影してる間ずっと都心から離れ、田園生活をしてるような。その時代には当たり前なことですが(笑)、車やビルはないし、いつも韓屋(韓国伝統屋敷)や宮殿で生活したので、窮屈な都市生活から離れて、撮影してる間、癒される気分でしたね。現実から離れられてとてもよかったです。とても空気がキレイな場所にいたし。どうしてもソウルよりは地方のほうが空気がきれいですからね。よい思い出だけが残っています。
地方のグルメについては、常にご飯車(ケータリングの車)が来ていて、そこで食べていました。(笑)
でも、そのケータリングも本当に美味しかったですよ。厨房の方がとても料理が上手でしたね。
それから、 「師任堂」での良い思い出は皆一緒にご飯を食べられたことですね。

Q. 最後に「師任堂(サイムダン)、色の日記」をこれから見る日本のファンにメッセージをお願い致します。

去年一年間、私とイ・ヨンエ先輩、監督、また素晴らしい先輩、後輩の俳優たちが最善を尽くして作り上げました。皆様が長い間待ちに待った『師任堂』という作品は本当に韓国の美しい文化や空気感をご紹介できる作品になると思います。
またその中で、師任堂やイ・ギョムの哀切な恋も皆様にお見せできると思うので、一日も早く皆様に挨拶したいです。
何卒ご期待くださいね。皆様からのご声援、ご関心をお願いします。ありがとうございます。 (4ページに続く)

2017.06.28