一方で彼は、アーティストとしても認められている。音楽的な基本をヒップホップに置いたGDは、ソロやユニットで活動する時にいっそう輝く。2009年にソロアルバムとして最も高い販売高をあげた音源であるソロアルバム「HEARTBREAKER」は、GDをアイドル以上のミュージシャンに押し上げた。スタイリング、パフォーマンスなどは、当時では新鮮な衝撃でもあった。
続く2012年に発売された「ONE OF A KIND」の収録曲「THAT XX」は、未成年者視聴不可の判定を受けたが、各種音源サイトのトップになった。2013年に発表した「COUP D'ETAT」は、それまで彼に対して先入観を持っていた人たちにソロミュージシャンGDの力量を明らかに見せつけた。最近、PSY(サイ)のニューアルバムの収録曲「Fact Assault」でレベルの高い19禁のラップで攻撃的な指向が強いヒップホップも良い反応を得た。(3ページに続く)