Q. 防弾少年団は韓国より海外でもっと認められている感じがするが
そのようでもある。しかし、さびしいというよりは、我々自身をよく理解しているだけだ。韓国では、ニュースを通じた認知度は高いが、実は防弾少年団が音楽で大ヒットしたグループだと認識されていないのが事実なのでしかたがない。私自身は、アメリカ音楽とアメリカ文化だけを見て育ったのでそちらに対する偏りがある。それで防弾少年団の音楽もそちらに合わせるように指導している。しかし、防弾少年団はK-POPグループだから、音楽を除いた部分では韓国に合わせようと思う。防弾少年団のパフォーマンスは、K-POPの乱れのない完ぺきな群舞とアメリカではやりのパフォーマンスを加えて作っている。だから国内外で愛されるのではないだろうか。
Q. 今年、ビルボード・アワードの「トップ・ソーシャル・メディア・アーティスト」部門の候補に上がったが
本当に想像もしなかった。候補者の映像が公開されたが、ぴったり7分30秒に防弾少年団が出ていた。私がちょっと鈍いほうなのだが、その瞬間はさすがにわくわくした。受賞の可能性?もちろん受賞すれば良いが、候補に上がったことだけでも本当に嬉しい。候補があまりにも輝やかしい顔ぶれなので簡単ではないが、この賞はファンが作ってくれる賞だから我々の熱烈なファンA.R.M.Yに小さな期待をかけてみようかとも思っている。しかし、受賞より授賞式への参加を心から望んでいる。ちょうどその日は、示し合わせたようにスケジュールがない。まだ招待状をもらってないが、メンバーもとても期待しているし緊張している。
Q. 2013年6月にデビューして、いつのまにか 4年がたったがどんな心境か
感無量だ。私は欲も野心も多いほうだ。最初、何の根拠もなしに、「大賞をとれる歌手」、「韓国最高の歌手」を作りたいと考えた。中間で嘲笑されたし、誰かはあわれがっていた。何といってもメンバーたちも最初はこうなるとは思ってもいなかった。「会社で最善をつくしてくれるだろう」くらいに思っていたようだ。それでメンバーは少し遅れて私の夢に共感した。彼らの目にも現実として感じられ始めたからだ。去年大賞を総なめした時、私の立場としては正直「ウワー」までではなかった。でも最近のできごとがもっと信じられない。私が憧れたアメリカで韓国の音楽をそのまま、防弾少年団そのままが愛されているので、ここまで成功したのに驚くばかりだ。(インタビュー③に続く)