物語の内容が一番
後に日本で放送されるときは、放送時間の「70分」がネックになった。日本の放送枠に合わせるために10分弱のカットが必要になったのだ。
かくしてオリジナルの韓国版とカットされた日本版は、内容の細やかさが変わってしまった。しかし、後にはノーカット版をDVDで見た人も多かっただろう。
とにかく、マーケティング戦略や放送時間延長が功を奏したのは確かだが、ドラマが真の人気を得たのは、究極的には物語の内容がよかったからである。
……忘れられない初恋、恋人の事故死、10年後の再会、果たして瓜二つの男性の正体は?
この基本設定にはゾクゾクさせられた。
<一体ミニョンはチュンサンなのか。それとも別人なのか>
視聴者は不思議な思いでドラマを見守った。次も見たい、と思わせる仕掛けに満ちていたのである。
文=康 熙奉(カン ヒボン)
コラム提供:ロコレ
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