韓国実力派俳優クォン・サンウが12月24日(土)、東京・中野サンプラザで「Kwon Sang Woo Special Event ~クリスマスも"アス"~」を開催した。公演タイトルにもなっている“アス”は、クォン・サンウが提案した「愛してます」の短縮形。クリスマスイブのこの日、クォン・サンウとファンは共に“アス”が溢れる特別な時間を楽しんだ。
会場が暗転すると、クリスマスらしいグリーンのスーツで決めたクォン・サンウが山下達郎の「クリスマス・イブ」を歌いながら登場。
クォン・サンウが歌い上げる名曲にファンは手拍子と笑顔で聴き入った。「本当にクリスマスイブの日に来ることができてうれしいです。メリークリスマス!」とあいさつすると、8月のバースデーファンミ以来のファンとの再会にまずは近況報告から。
作品の話がなくて申し訳ないとしながらも、子どもたちといい時間を過ごしたこと、「2016 LACMA Art+Film Gala」に参加しPSYや少女時代のメンバーらと撮った写真などをエピソードと共に紹介した。
自身のクリスマスの思い出について尋ねられると、サンタクロースはいないと思っていたことを明かした。そして「息子のルッキにはできる限りサンタクロースはいるんだと信じてもらいたくて。まだ今のところ騙せています(笑)」と父親らしい表情を覗かせ、「去年はベランダにおもちゃセットを置いてあげたら、『パパ!サンタさんが来たよ!』って大騒ぎになりました(笑)」とほほえましいエピソードに会場はほっこり。
過去の出演作と当時の思い出を振り返るコーナーでは、映画「ライジング・ドラゴン」が公開された2012年に東京のクレープ屋でジャッキー・チェンと一緒にクレープを食べたエピソードなどを懐かしく語った。
またファンがクリスマスカードを読み上げるコーナーでは、クォン・サンウがステージから降りて選ばれたファンの元へ。
間近に見るクォン・サンウに会場は大興奮。仕事に行くと思ってお弁当を作ってくれた夫に内緒で来たというファンに、「愛する妻のためにお弁当を作ってくれた旦那さんのために何かイベントを準備してあげた方がいいですね(笑)」と笑いながら、「ロマンティックなクリスマスを」と自ら香りを選んだアロマキャンドルを手渡し、10歳の男の子の「僕のお兄ちゃんになってください」という可愛いお願いには愛しそうに目尻を下げる場面も。
途中、「ちょっとお話してもいいですか」と断ったクォン・サンウは、「以前がんの手術をして、もう一度手術をしなければいけないと言っていたファンの方がいらしているんです」と彼女の元へ。
「今日はどうしてもサンウさんに会いたくて」と感激するファンを優しくハグすると、「手術を無事終えたら、また知らせてくださいね」と気遣い、一人一人のファンと丁寧に向き合うクォン・サンウの姿が見られた。
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