最後に、ポール・W・S・アンダーソン監督は「家族、素晴らしいキャストと一緒に作品を携えて日本にやってこられたことを大変うれしく思います。最終章になりますが、シリーズの中で最高の作品ができたと思います。めちゃくちゃ怖いし、アクションも満載です。キャストの皆さんにとっては地獄だったと思いますが、観客の皆さんにはご堪能いただきたいです」と伝えた。
本作で“女優”としてハリウッドデビューし、クールでカッコいい姿を見せるローラは、役作りについて聞かれ「ハリウッドの映画だし、もちろん簡単ではないけど、皆さんすごく優しくて、あと世界観が大規模につくられていて、その迫力のおかげで気持ちも入り込めたと思うし…」と答えたところで、「ちょっといま質問忘れちゃった。アハハ」と天然ぶりを見せ、ローラ節炸裂。「実はまだ見ていなくて、これから見るんだけど、楽しみ。初めての映画だし、すごく出ているわけではないんだけど、ステキな経験だった」と振り返り、会場を和ませた。
そんなローラとの初共演について、ミラ・ジョヴォヴィッチは「皆さんも映画を見ると、ショックを受けると思います。いまの雰囲気とは違った激しい戦士に変身しているからです。普段ファッション、美容、ラーメンの話をしていた彼女が、どうやって戦士になるのかなと思っていたんですが、衣装を身に着け、大きな銃を手にした彼女は、ものすごく激しい、クレージーなくらいの戦士に早変わりしたんです。その変身ぶりを見て、女優としてもすばらしいと思いました」と絶賛。ローラは「サンキュー、ミラ」とうれしそうにし、2人でローラの“OKポーズ”をしてみせる一幕も。
そして、アリスと共に15年間を過ごしてきたミラ・ジョヴォヴィッチは「(終わりを迎えるのは)とても悲しいです。ポールに対して怒りの気持ちもあります。私と仕事をするのが好きだったはずなのに!」とジョークを飛ばした後、「長年にわたって、アリスというキャラクターを演じられたことは大きな名誉でもありました。今回の結末は、ファンの方の期待に応えられると思っています。最大級、最高級の『バイオハザード』を楽しんでください」と自信を見せ、監督も「最高の作品を届けなければというプレッシャーを感じていましたが、キャスト陣が期待に応えてくれました。皆さんがビックリするような結末が待っているので、ぜひご堪能ください」と期待をもたせた。
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