「冬のソナタ」10周年記念プレミアムイベントin JAPANにチェ・ジウ、ユン・ソクホ監督ら豪華メンバーが集結!

 

2月8日、東京国際フォーラムAホールにて『「冬のソナタ」10周年記念プレミアムイベントin JAPAN』が、昼・夜2回公演で開催された。

 

2003年4月にNHK-BS2で放送されて以来、日本中を熱狂させ韓流ブームを巻き起こした「冬のソナタ」。数多くの韓国ドラマやK-POPが溢れ日本に浸透した今でも、このドラマだけはいつまでも忘れられない名作として多くの人の心に残っている。

 

今年は放送から10周年。韓流の代表作であり、10年が過ぎた今でもたくさんのファンに愛されている「冬のソナタ」の誕生10周年を記念し、KBSMEDIA、STARDOORが主催で公式イベントを開催し、ユン・ソクホ監督をはじめ、チェ・ジウ、リュ・スンスら豪華メンバーが勢ぞろいした。

最初に登場したのは、チュンサンの高校時代の友人・ヨングクを演じたリュ・スンス。特技のパントマイムでの登場に、会場は一気に盛り上がった。

 

飛行機が苦手で10年前にはなかなか来日がかなわなかったというリュ・スンスは、ドラマ当時よりもスリムになって精悍さが増した姿で現れた。

「ドラマ当時も結構な大人でしたが(笑)、大人になりました。さっき、楽屋では白髪も目立ってきたな…と思って」と役柄のヨングクさながらのユーモアと気さくさで会場を笑いで包んだ。

思い出のシーンは「チュンサンを湖で追悼するシーン」と「スキー場で嵐の中、山頂のレストランにユジンを迎えに行こうとするサンヒョクを止めるシーン」。リュ・スンスは「とても寒かったので忘れられないシーンです」とこたえ、MCのイ・ユミに「感動的なエピソードがあるのではなく、寒かった!ということなんですね」と突っ込まれる場面も。

また、「チュンサンを湖で追悼するシーン」を再現し、「チャルガラー!チュンサンガー!(さよなら!チュンサン!)」と叫ぶと会場から拍手が沸き起こった。

 

スペシャルトークコーナーで、ユン・ソクホ監督とチュンサンの母親カン・ミヒを演じたソン・オクスクが登場すると会場からは一層大きな歓声が上がった。

ユン・ソクホ監督は相変わらずの優しい穏やかな笑顔で、10年前から変わらずに冬のソナタを愛してくれるファンたちに心からの感謝の気持ちを伝え、久々の冬ソナファンとの再会を喜んだ。

チュンサンの母親役カン・ミヒとまったく違うイメージで登場したのはソン・オクスク。

 

 

日本語で「みなさん、こんにちは!」と元気に明るく挨拶をすると、客席からも驚きまじりの歓声と拍手が。

MCが思わず「ソン・オクスクさんって、もっと怖い人かと思ってましたが、こんなにも明るくて優しくてチャーミングな方だったんですね~」と言うと、ソン・オクスクは「あなたがそういう風に言ってくれなかったら、怖くしようと思ってましたよ~」とMCを可愛く睨みながらユーモアたっぷりに言う様子に会場からも笑いが起きた。

 

ユン・ソクホ監督は、ミニョンがチュンサンだったことに気づいたユジンがチュンサンと空港で抱き合うシーンを振り返り、「時間がない中での撮影だったが、二人とも息のあった良い演技をしてくれたので一度で終わらせることができた。この時、ヨンジュンさんは右目から涙を流し、ジウさんは左目から流し、その二人のカットが合わさるとまるで両目から涙を流しているような印象になって、今見ても、良いシーンになっている。こんなところにも二人のコンビの良さが現れている」と、こだわりの演出をする監督らしいコメントをした。

 

韓国のさまざまな大ヒットドラマで活躍中のソン・オクスクは「冬のソナタ」について、「私には幸運のマスコットのようなドラマでした」「今まで、たくさんの母親役を演じてきましたが、その中でもチュンサンの母親役は私にとっては特別でした」と振りかえった。

 

「どんなに良いドラマ、人気が出たドラマでも、年末の演技大賞で賞を取ったらそれで終わり。その後は忘れられてしまいます。でも、“冬のソナタ”は10年経ってもこのように愛され続けています。本当に素晴らしいことです」「日本で歩いていると、ファンの方が声をかけてくださることがあるのですが、みなさん“ソン・オクスク”という名前ではなく、役名の“カン・ミヒさんですか?”と。時間が経ってもそんな風に役名で呼んでくださるなんて、役者としてものすごく幸せなことです。だから幸運のマスコットなんです」と語り、客席からのあたたかい声援と拍手を受けた。

また、ソン・オクスクはその後のコーナーで素晴らしい歌声も披露し、その多才ぶりに客席も拍手喝采を送った。

 

次のゲストの登場を待っていると、なんとチェ・ジウが歌いながら登場!待ちわびたファンたちは驚きの演出に、割れんばかりの拍手と大歓声で迎えた。赤いタイトなワンピースに身を包み、声援に恥ずかしそうに手を振りながらも一生懸命に心を込めて歌う姿に、会場にはあたたかい拍手と歓声が溢れた。歌い終わったチェ・ジウは緊張から解放されたように何度も深呼吸し、「恥ずかしいです~!」と安堵の微笑みを浮かべた。

 

イベントなどでもほとんど歌ったことが無いというチェ・ジウが今回は特別にファンたちに歌をプレゼントした。「歌はあまり得意ではないので、ほんとうに滅多に歌いません(笑)。これでも一生懸命練習したんですよ~(笑)。先ほど、ソン・オクスク先輩が可愛らしい声で歌われたので…その歌声と比べられたら…(笑)どうでしたか?」と客席に聞くと「ケンチャナヨ!」との声援に「(日本語で)ホントニ?!」と嬉しそうに笑った。

 

スクリーンにはファンたちが選んだ

2013.02.08