韓国を代表する女性アコースティックデュオ、屋上月光(オクサンタルピ)ことOKDAL(オクダル)が、11月9日、月見ル12周年記念「月灯リ雨照ラス」を開催。
約9か月ぶりとなる日本での活動を大盛況で飾ったOKDALがインタビューに応じてくれた。
2回目のインタビューということでリラックスしたムードの中、二人の出会いから、新曲の制作エピソードまで、さらにニックネームや理想の男性像などユーモアを交え、たっぷりと語ってくれた。
女性デュオOKDAL(オクダル)(屋上月光)よりメッセージ到着!
Q.昨日のライブを大盛況で終えた今のお気持ちはいかがですか?
パク・セジン(以下セジン):とても緊張して100%出せなかったんですが、次回に向けてもっと努力して、次はもっと素晴らしい舞台をお見せしたいと思います。
Q.昨日のライブで一番印象に残っていることは?
キム・ユンジュ(以下ユンジュ):ファンの方が集中して私たちの歌を聴いてくださって、韓国のファンとはまた違った雰囲気でした。
Q.まさにファンの方が聴き入っているという感じですね。
ユンジュ:はい。すごく感じました。
Q. 11月3日には済州島でのフェスに参加されたお二人ですが、10月には長崎県対馬で開催された「TSUSHIMA BORDER ISLAND FES 2016」に10CMさんと共に参加されました。日本の音楽フェス初参加ということですが、韓国のフェスとは違いましたか?
ユンジュ:小さな島でのフェスティバルでした。当日その島で結婚式が2組あって、住民の方がそちらに行ってしまったので、予想していたより観客の数は少なかったかもしれませんが、島の方たちが自発的に計画したフェスなので、招待していただいて私たちにとって、とても意味があるイベントでした。韓国のフェスと日本のフェスの違いですが今回のフェスは集中して聴いてくださるお客様が多かったと思います。逆に韓国のフェスのお客様はどちらかというとノリノリで楽しむといった感じですね。
日本でもそういうフェスティバルではみなさん楽しんでいると聞いてはいますが、今回は聴き入ってというお客さまが多かったですね。
(*同フェスティバルは島の30代の若者が中心者となって企画し、1年半前から準備されたもの。韓国と日本、国境の島対馬で開催される、島をあげた祭り。対馬でつながる『日韓×ミュージック× テクノロジー』)
Q.お二人が音楽を志したきっかけを教えてください。
セジン:私はもともと音楽がすごく好きで関心も高かくてよく聴いていました。音楽の先生になろうかと考えていて、音楽関係の仕事への勧めもあったりして、幼いころからピアノも習っていたので、進学先も音楽関係を望んでいました。最終的には自分が行きたい大学に行くまで時間がかかって、最初に入った大学は一学期で辞めてしまって、3年間はアルバイトをしながら過ごしました。このままでは絶対後悔すると思い、音楽を頑張ってみようと思い、入った大学でユンジュさんに会いました。
ふたりで仲良く音楽をやっていたらOKDALになりました(笑)。
ユンジュ:私も幼いころからピアノを習っていて、そのあと声楽やヴァイオリンを習って、大学はクラシックピアノで入学したんですが、何か違うなと感じて作曲で入りなおした大学でセジンさんに出会いました。
Q.お二人はすぐにデビューしたんですか?
ユンジュ:いいえ。最初は友たちとして過ごしていましたが二人の初めての公演にたまたま、プロデューサーの方がいらしていて、私たちがとても楽しそうなので、自分のアルバムにフューチャリングしないか、参加しないかと誘われました。彼のクラブでの公演に一緒に出演するうちに「二人だけでやってみない?」とお誘いを受けて、オーディションを受けて二人で活動するようになりました。
最初に声をかけてくださったプロデューサーが今の事務所の社長です。
Q. ミニアルバム「RE:TAG」は日本でも iTunes、レコチョク等で好評配信中ですが、「RE:TAG」はお二人が日頃大切にし、歌い続けている曲をカバーした作品ということですが昨日は小田和正の「言葉にできない」をカバーされていましたが他に日本の楽曲をカバーするとしたらどんな楽曲になりますか?
セジン:日本の曲は大好きで、もちろん、小田和正さんの「言葉にできない」も好きですね。それからキリンジの「エイリアンズ」が好きですね。
ユンジュ:大橋トリオの「shine」。それからポニョ!
Q.「崖の上のポニョ」はライブでも歌われてますよね。
ユンジュ:私たちが韓国のフェスで「崖の上のポニョ」をバンドで演奏して日本語で歌ったんです。そしたらその日のフェスの中で一番反応が良く、盛り上がったんです。(2ページに続く)