-今回の来日で、大阪ではファンミーティング、名古屋ではサイン会をしてから、東京に来られましたが、大阪と名古屋の印象はいかがでしたか?
大阪は好きな都市で、行くたびにいい印象を受けます。今回初めてユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行ったんですが、またもう1回に行って、次は朝から晩まで楽しみたいですね。名古屋は滞在時間が短かったんですが、おいしいコーヒーを飲みました。韓国にはないスタイルのコーヒーショップだったので、温かい雰囲気が伝わってきて、すごくよかったです。
-映画祭のオープニング作「同窓生」に出演され、いつもくしを持ち歩いてヘアスタイルを気にするような、T.O.P(BIGBANG)さんをいじめる不良高校生役を演じられましたが、演じてみていかがでしたか?
撮影当時、30歳か31歳ぐらいだったと思うんですが、高校生の役を演じるというのがちょっと…(笑)。僕の高校時代の高校生と今の高校生とでは、だいぶ違うんですよ。それで、役についていろいろ考えていたとき、たまたま友達と光州に遊びに行ったんですが、2階にあるコーヒーショップの窓から外を見ていたら、ある学生がガラスに反射して映っている自分の姿を見ながら、くしで髪をとかしていたんです。それを見た瞬間、“あっ、あれだ!”と。あの学生みたいに表現すればいいんだと思って、すぐ下に降りていって、「君何年生?」って聞いて、彼と10分ぐらい2人で話をしたんです。
-その学生は急に声を掛けられて、ビックリしたんじゃないですか?
ハイ、ビックリしているのを「僕は変な人じゃないから」って落ち着かせて、「君すごくカッコいいけど、どこで髪を切っているの?」「学校では成績何位ぐらい?」とか自然に聞き出して、彼が「もう行かなきゃ」って言うんで、「じゃあね」って(笑)。
-話を聞いて、役作りの参考になったと?
役のイメージと重なりましたね。あとは、スンヒョン(T.O.P)をどうやっていじめるか、どうやってからかうか、ということばかり考えていました(笑)。
-T.O.Pさんとの共演はいかがでしたか?
主演だからいろいろ大変だったと思いますが、すごくよくしてくれましたよ。共演するシーンではすごく気を遣ってくれたと思います。
-T.O.Pさんとは「同窓生」で共演する前から知っている間柄だと思いますが、撮影前、映画に関して何かお話をされたりしたんですか?
台本読み合わせのとき、いろいろ話しましたね。「ヒョン(兄貴)、出てくれてありがとう」と言われたし、僕も「お前と一緒に演技ができてうれしいよ。こんな日が来るなんて」というような会話を交わしたと思います。
-弟のSOLさんは「同窓生」を見て、何かおっしゃっていましたか?
「良かったよ」って一言だけ。
-そうなんですね。他の作品でも、あまり感想を言ったりしないほうですか?
僕が舞台に出演するときは、毎回見に来てくれるんですけど、家族だから、ああだこうだと言ったりしないですね。
-同じように、ヒョンベさんもSOLさんの活動に対して、あまり感想を言ったりしないですか?
言わないですね。SOLはよく頑張っていますよ。言うとしても、「よかったよ」「お疲れ」「ちょっと休め」「ゆっくり寝ろ」とか。男兄弟なんで、べったりした関係ではないですね。
-ヒョンベさんのInstagramには家族写真も掲載されることがあり、ご家族は仲が良いように見受けられますが。
仲は良いですね。言葉で表現しないだけです(笑)。
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