キム・ヒョンジュンは「僕が演じたペク・ミルという役は非常に荒々しい人生を生きてきた人物で、一人の女性に出逢うことにより、心の痛みが癒されていく。ところがあることで彼女がいなくなってしまい、死んでしまったのではないかと思い、社会に対し、世界に対して復讐していく役です。」と自身の役どころを紹介。
チョン・ユミも「明るく、前向きなエネルギーに満ちた女の子です。キム・ヒョンジュンさん演じるミルを心から愛し、彼を取り巻く暗い世界を照らす唯一の人物だと思い演じています。」と続いた。
今までの優しいイメージを脱ぎ捨て、ワイルドで男性的な主人公を演じるキム・ヒョンジュンは同ドラマで体脂肪を7%に落とし、激しいアクションにも挑戦している。
「アクションドラマは初めてなので慣れなく、今でも苦労が多く、僕自身も頑張っていますが、見えないところでスタッフやスタントマンの方も安全確保には一生懸命努力してくれるので、危険な要素はないと思います。」と信頼感を示すと同時に怪我を心配するファンへの気遣いも見せた。
話題の女装シーンについて、「可愛く思ってくれたら嬉しいです。今年に入って初めての女装でした(笑)。最後に女装をしたのが2005年のコンサートの時で、Fin.K.Lの扮装した以来です。このドラマの中で女装した姿を見せるのが嬉しいのか、照れくさいのか・・・。」と苦笑しながらも「みなさんが楽しんで頂けたら、どんな演技でも頑張らないといけないですね、」と笑顔を見せた。
彼の女装を見たチョン・ユミは「本当に美しく女性の目からはちょっと危機感を感じるほどでした。(笑)」とその印象を語り、「撮影場所には多くのファンの方が来ていらっしゃいましたが、ヒョンジュンさんが堂々と撮影される姿に、“生まれながらの俳優”だと感じました。」と称賛の声が送くった。
MCの「本当に綺麗な肌ですよね。」との言葉に「今日もつるつるたまごです(笑)」とお決まりのフレーズでファンを喜ばせた。
ドラマの見所を「スケールの大きなドラマで、アクションシーン満載で、1話から20話まで映像、ストーリーともに満足してまで頂けると私も期待しています。」とチョン・ユミがアピールすると、「一番長い時間をかけて撮影した屋上のシーンです。キス・シーンも一所懸命撮影しました(笑)。たくさんの見所があります!」と自身の見所もPRした。
初公開のメイキングシーンを楽しんだ後は俳優キム・ヒョンジュンからアーティスト・キム・ヒョンジュンへとバトンタッチ。
グリーンのペンライト一色に染まった武道館はライブステージへと変身、オールスタンディングで迎えるファンの大歓声に包まれた。
生バンドを従え登場したキム・ヒョンジュンは日本デビュー曲“Lucy Guy”、日本を代表するBIGアーティスト『B'z』とタッグを組んだ話題の曲“HEAT”、8年前SS501時代に初ステージで歌ったという思い出の“Creep”などアンコールを含め9曲を歌い、エネルギッシュなステージを届けた。
12月に1stアルバムをリリースする嬉しいニュースを報告し、最高潮でライブステージを終えた。
再び、チョン・ユミ、ヤン監督とステージに登場したキム・ヒョンジュンは最後に「この『都市征伐』はドラマとしては長い撮影期間で、たくさんの努力が必要です。長時間、集中し、努力を傾けて撮影すればけっして“期待を裏切らない”ということが映像を通してわかると思います。監督、共演者と力を合わせてこれからも良い映像、良い演技をお見せしたいと思います。」とドラマに対する強い決意を表した。
さらに「今日ここ(武道館)に来たことによって、改めて(皆さんからの愛を)充電できる、そんな意味を持てたと思います。みなさんの応援、情熱を頂き、良い作品として表現したいと思います。そのために一所懸命がんばります。」と誓った。
エンディングでは会場ファンと一緒に「都市征伐!ファイティン!」と唱和し、イベントの幕を閉じた。
ファンからの質問コーナーでは彼の素顔を垣間見せるトークも飛び出し、俳優、歌手と様々な魅力を感じることができた同イベントはファンにとってスペシャルな“メモリアルイベント”となった。 取材: report ogawa