会場が暗転し、スクリーンにデビューシングル「GRAVITY」のPVが流れた後、レザージャケットを羽織って再びステージに現れたMINUE。「Sorry」に続き、小雨が降る中で歌唱した「I’m not OK」では、「止まない雨 傘もなくて びしょ濡れでもI’m not OK」という歌詞がリンクし、格別な雰囲気を漂わせた。
「初めての野外ライブですけど、ごめんなさい。雨を降らせてしまいました(笑)。雨が降ったり、やんだりしていて、ちょっと時間が遅くなっちゃいました。申し訳ありません。ごめんなさい」とまずは謝罪の言葉から入ったMINUEだが、「は~い」という自分の口調をマネする患者たちに、「本当におかしい人たちが集まったんですね(笑)」といつものMINUE節が炸裂。
「どうですか、野外は? すごく空気がいいですね~。最高? みんな笑顔ですね」と患者たちの笑顔や元気な声に、MINUEもニッコリ。「僕が頑張って歌っていたら、髪が風で乱れて、きょう扇風機も準備してくれたんだって思ったら、どんどんひどくなって…。台風でした(笑)。えっ、カッコいい? 知ってる」とイラズラな表情を浮かべ、「1回気合を入れましょう。イェーイ!」とあおると、客席も「イェーイ!」と叫び、コール&レスポンスで一致団結!
そして、「皆さんが僕をずっと応援してくれたから、ここまで来たんだと思います。僕も頑張りましたけど、あなたがいるから、僕は調子に乗って、いままで来たんだと思います」と語り、大きな拍手を受けたMINUE。「感謝の気持ちで、これからいい曲をたくさん作って、プレゼントしようと思っています。いまから歌う曲は、新幹線とかに乗ったとき、MINUEを感じながら、疲れた体を充電してくださいって意味で、書いた曲です。感謝の気持ちを歌で表現します」と、「Believe」を自ら電子ピアノを演奏し、曲の世界観を、優しいボーカルで語りかけるように表現するMINUEの姿は、患者たちに大きな感動をもたらした。
そして、「もう1曲ピアノでやろうかな~」と「Beautiful Day(Acoustic ver)」も弾き語りで披露。夜空の下、照明を浴びてピアノを弾くMINUEの姿がなんとも美しく、幻想的な光景で、熱狂しきった会場に心地よい風を吹き込んだ。
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