――特に記憶に残っているシーンはありますか?
イ・ジュニョク:このドラマは、私が今まで出演したドラマの中で最もアドリブの自由度が高い作品でした。台本のト書きにはほとんど説明がなく、まったくのアドリブでシーンを作っていく場合がありました。例えば飲み会のシーンでも、「酒の席でわいわいと騒ぐ」としか台本には書かれておらず、みんなが一堂に集まって、それぞれのキャラクターに合わせてアドリブで演じていったんです。そういう時に生まれる「呼吸」が私にはおもしろく感じられました。記憶に残っているとすればそういったアドリブシーンでしょうか? コミカルなシーンはほとんどが俳優たちのアドリブです。そういうところを楽しんでもらえたら幸いです。
――撮影現場でのムードメーカーは誰ですか? 俳優たちやスタッフたちとの間で何かおもしろいエピソードはありますか?
イ・ジュニョク:ムードメーカーはキャラクター的にもチャン・ヒョンド役のイ・サンヨプさんですよね。ジワンは羽目を外せるような感じではなくて苦労しました。エピソードといえば、ユンチーム長役のオ・ヨンさんは、本当にアドリブで4、5分くらいずっと話し続けるんです。それに対してこちらもリアクションして……。おもしろかったですね。
――このドラマは視聴率1位をずっと維持するほどヒットしましたが、この『青い鳥の輪舞〈ロンド〉』が視聴者の心を捉えて放さなかった原因はどこにあると思いますか?
イ・ジュニョク:週末ドラマには限界があって、似たような物語を描くしかないところがあるのですが、意外だなと思えることもありました。ともすると重くなってしまいがちなストーリー展開の部分が、思ったよりも軽いタッチで描かれることが多かったんです。このドラマには大声を張り上げたり、家族と一緒に見て恥ずかしい思いをするようなシーンもありません。決して刺激的なドラマではありません。しかし、安らげるドラマだと私は感じました。ヒットしたのは、そういった要因もあるのではないでしょうか。
――イ・ジュニョクさんのようなお兄さん(オッパ)がいればいいのにと感じている女性の視聴者が多いと思うのですが、実際にご兄弟はいますか?
イ・ジュニョク:私は一人っ子です。ジワンには申し訳ないですが、6か月間ジワンを演じてみて、実際の私と比べたら、私のほうがいいお兄さん(オッパ)ではないだろうかと思いました。ジワンよりも良くしてあげられると思うから。
――日本のファンのみなさんにドラマの簡単な紹介と見どころ、そしてメッセージをお願いします。
イ・ジュニョク:日本のみなさん、『青い鳥の輪舞〈ロンド〉』は家族間の愛情と家族の間で起こる様々な事件を描いた長編ドラマです。青年たちが成長していく姿も描かれています。そしてイ・サンヨプさんのオールヌードも登場します。ご期待ください。ありがとうございました。
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日本版予告編:https://youtu.be/KL9yRl5VJyE