激しいステージの後は黒のレザージャケットに衣装をチェンジして、ミドルなナンバー「Sorry」や「I’m not OK」を歌い上げる。MINUEが「イェイ!」と言えば、テンポよく「イェイ!」と返す患者たち。「今日もかっこいいですか?」と確認すると、「かっこいい!」と口々に叫ぶ声を聞いて、満足そうに「知ってる(笑)」と微笑んだ。
「やっと日本でデビューが決まりました!皆さんに感謝しています。ありがとうございます」と深くお辞儀をして感謝を伝えると、「時間が本当にかかって…10年もかかりましたね。その分、10倍がんばろうと思います」と改めてデビューの喜びと決意を語った。
最近耳に残っているというコンビニの入口で流れるメロディを口ずさみ、「いらっしゃいませ〜」が「しあわせ〜」に聞こえるなどと言って和ませたMINUEは、自らキーボードを弾きながら「Believe」を熱唱。ファンへの感謝の気持ちを込めたその歌を歌い終えると、MINUEの繊細な声に耳を傾けていた患者たちから拍手が起こり、会場は大きな感動に包まれた。
ジャケットを脱いでシャツのボタンを外すだけで「きゃ〜!」と黄色い歓声。「皆さん、ここまで来てくれたから、今日は美しい夜を作ってあげようと思って、がんばって歌ってみますよ」と声をかけると、「Beautiful Day(Acoustic ver)」。ファンも「Woah…」と一緒に声を合わせた。
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