シルバーのアクセントがきらりと光る白のノースリーブ衣装にチェンジした後半戦は「DANCIN’ CIRCLE」からスタート。客席の後方から飛び出してきたメンバーにファンは大興奮。ライブの後半にも関わらず、メンバーもファンも疲れ知らずといった感じで、一緒にジャンプをし、掛け声を合わせ、そしてメンバーもペンライトを持ちファンと一体となって楽しんだ。
「Spring Love」、そしてリクエストで1位だった曲「君といた夏」を歌い終えると、サンウから「ミラクルというファンクラブの名前は僕たちがつけたんですけど、何故この名前になったかというと、皆さんの前で歌えることが奇跡だと思うし、ファンの皆さん一人ひとりと出会えたことがミラクルだし、運命です。何度も言っていますが、皆さんがいなかったら今のCODE-Vはありません」と感謝を伝え、最後の曲「Miracle」を情感たっぷりに歌い締めくくった。
アンコールに応えるために再度登場し「Swing! Swing! Swing!」を楽しく歌い踊ると、メンバーから、11月23日(水・祝)に12枚目のシングル発売と、全国6か所を回るツアーの開催が発表された。シングルの発売日がちょうどテフンの誕生日のため「俺のシングル~」とご機嫌なテフンにメンバーからは「羨ましい~」の声が上がった。また、ツアー最終日の東京公演がクリスマスということにも触れ、「予定が入っている人も無理やり来てください(笑)」、「彼氏とか、家族で過ごす人もいるでしょ?」、「皆、一緒に連れてくればいいじゃん。家族とか・・・愛人?とか」、「おい!」、「だから皆が普段お付き合いしている方々・・・っていう意味で・・」と最後の最後まで楽しいトークを繰り広げ、観客を沸かせた。
最後のあいさつでは「これからもたくさんの奇跡を皆さんと起こしていきたいです。初心を忘れずに頑張りたいです」(サンウ)、「僕たちのこと支えてくださるファンの皆さんとスタッフさんに感謝します。これからは僕たちが歌で皆さんを支えたいですし、皆さんのことを幸せにします」(ルイ)、「CODE-Vの武道館ライブの時は、僕はまだ候補生でした。私服でステージ上に上がった時、次は私服じゃなくてメンバーと同じ衣装を着てステージに立ちたいと思い、今まで頑張ってきました。もうすぐ(ソルが除隊したら)6人の完全体となります。もう一度武道館を目指して頑張っていきたいと思います」(ウシク)、「今まで皆さんに支えられてきました。これからは頂いた分を皆さんに返していきたいと思います。僕はCODE-Vのエンジンとしてこれからも頑張っていきます」(テフン)、「ソルが戻ってきたら、初めての6人体制です。僕たちはメジャーデビューして1年半で武道館のステージに立たせてもらいました。今、振り返ってみると成長するのが早かったなと思いますし、ちゃんと周りのことを見れていなかった時期も正直ありました。これからはファンのみなさんのこと、メンバーのこと、スタッフのことを大切にしながら、もう一度ゼロからスタートしたいと思います。皆さんのことが宝物です」(ナロ)とそれぞれの想いを口にすると、ファンからはこの日一番の拍手が送られた。そして最後は「たからもの」を歌い、約2時間20分の公演が幕を閉じた。
通訳なしでMCをこなし、笑いまで取れるグループは数少ない。一番印象的だったのは、メンバー全員のトークのバランスがよいこと。グループだと、どうしても話すメンバーが偏る傾向にあるが、CODE-Vにはそれがない。メンバーの信頼関係が出来上がっているので厳しいツッコミも軽快で、トークが間延びしない。来年、6人の完全体となるCODE-Vはどんな進化を遂げるのだろうかと期待せずにはいられない。
武道館で彼ら6人の姿を見る日はきっと遠くないだろう。
取材:Korepo(KOREAREPORT INC)
Photo:堂園博之
■日時:2016年10月2日(日)
[開場]13:30 [開演]14:30
■会場:東京・中野サンプラザ
■チケット料金:特典付指定席:\9,800(TAX IN)/指定席:\7,800(TAX IN)
■オフィシャルHP http://code-v.asia/?aid=13 (3ページに続く)