「こんにちは。初めまして。どうぞ宜しくお願いします。皆さんと早く会いたかったです。皆さんともっとお話したいなと思って日本語の勉強をしています」
そう語ったHeizeはこの日の二番手。日本語も取り入れたMCで、ファンとの距離感を縮めた。そして「URS 2」関連の「Me Myself & I」や、Vo & Rapの両刀使いで切ない女心を歌う「Don’t Come Back」で沸かせた後には、ナント、m-flo loves YOSHIKAによる「let go」をチョイス。「日本に来る事が決まった時、皆さんのために私が何を出来るか悩みました。それで日本の曲を準備しました」と明かし、「知っている方は一緒に歌ってね」と問いかけると、会場からは一斉に「は~~い」との返事が。まさかの極上ソングにフロアは大興奮だが、歌い終えたHeizeは「大丈夫だった?」と心配気。そんな聞き方も可愛らしかった。そして美声の貴公子Deanをフィーチャーする「And July」を歌うことが彼女の口から語られると、客席からは彼の登場を期待したファンから悲鳴にも似た歓声が。でも彼女は「Deanがいなくて、すみません」と恐縮しながら、またもVoからRapにスウィッチさせる芸達者ぶりで圧倒。そしてラストは「URS 2」セミ・ファイナルで披露した「稼がないで」。「私が稼ぐぞ」と歌うコミカル・ラップは彼女が愛する人たちへのマジな決意表明。フロアはライブ後「本当に感動しました」と振り返るほどの盛り上がりだった。
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