俳優チャン・グンソクが、「富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭」に監督として訪問して観客と意味ある出会いの時間を持った。
26日、富川市役所で開催された「ファンタスティック短編傑作11」の観客との対話は、6編の上映作の中で韓国映画の「偉大な遺産」の監督チャン・グンソクと俳優ノ・ヒョンウク、「将来の希望」の監督イ・ナムカン、俳優イ・ジャンユ、キム・ヨンソン、ナム・サンウクが参加した。
特に韓流スターであるチャン・グンソクが、俳優ではなく監督として参加してメディアと観客の関心を集めた。「第20回富川国際ファンタスティック映画祭」の公式招請作であり、チャン・グンソクが演出した2度目の短編映画「偉大な遺産」は、通帳だけ残して意識を失った父親と通帳に執着する無情な息子のエピソードを盛り込んだ作品だ。
チャン・グンソクは、「コミュニケーションの不足に関するストーリーを描いてみたくてこの映画を作るようになりました」と紹介して「20回の歴史を持った富川国際ファンタスティック映画祭に監督として招待にあずかり光栄です。今後も良い作品を作るように努力します」と明らかにした。
同じ日に富川駅の広場で開催された「ファンタスティックオープントーク」では、イ・ファジョン記者の司会で監督チャン・グンソクとのより深い対話が行われた。
チャン・グンソクは、「短編映画の長所は監督がしたい話を短い時間ですっきりと表現することができるという点です。沢山の方々が富川国際ファンタスティック映画祭のような場で、短編映画に関心を持って楽しんでくれたら、もっと沢山の監督が自由に自分のしたい話を表現することができると思います。そんな意味で、俳優ではなく監督として映画祭に招待を受けた今日は、僕にとって忘れることができない一日になるでしょう。これから映画を撮る時は、もっと慎重に大事に作業をしなければならないという責任感を感じます」と言って拍手を浴びた。
続いて次回作に対する計画を尋ねる質問に「最後まで観客に疑問を投げかける映画になるでしょう。最初から疑問を投げかけて、最後は強烈なストライクを一発ぶち込むことができるような通快な映画を作ってみたいです」と明らかにして、今後の監督としての歩みに期待を持たせた。
過去最多の49か国320編(ワールドプレミア 52編)のプレミアムファンタスティック映画で、観客の真夏をファンタジアで染めた富川国際ファンタスティック映画祭は、7月21日から31日まで韓国の京畿道富川一帯で11日間開催される。