韓国放送通信審議委員会が、放送終了したMBCドラマ「私の娘、クム・サウォル」に関係者への懲戒、KBSドラマ「天上の約束」に注意措置という法的制裁を科した。
10日、ソウル市内にある放送会館19階で開かれた放送通信審議委員会の定期会議では、「私の娘、クム・サウォル」と「天上の約束」に対する関係者の制裁措置について議論された。「私の娘、クム・サウォル」に対しては関係者の懲戒措置が下され、「天上の約束」に対しては注意措置が決定した。
「私の娘、クム・サウォル」は3回目の審議であり、これまで注意措置と警告措置を受けていた。本作は、間接広告商品を過度に出して広告効果を与えようとしたこと、劇中夫が妻の行動に腹を立てて飛び込み台の下に妻と共に落ちるシーン、自分の復讐のために正体を明かして結婚式場の照明を爆破させて実の娘と養子の息子の結婚式をぶちこわしにしたシーン、劇中で墜落事故、記憶障害、自動車の爆破事故などを経験した女性主人公が生きて復讐を誓う内容などを放送したことに対する制裁を受けることになった。
この日、放送通信審議委員会は「私の娘、クム・サウォル」の警告措置後、過激な復讐的内容がずいぶん減ったと判断したが、ドラマの流れや間接広告、同時間帯にホームショッピングで間接広告した商品が販売されたという点において共通の関係者に懲戒意見を出した。
また「天上の約束」は初めての審議対象として放送通信審議委員会放送小委員会で注意措置が議決された。本作は、マスコミが幼い子の頬を数回にわたって殴るという暴力的な児童虐待シーン、子役が故意にガラスの破片を分で自害するシーン、自分の過程を守るために自動車で友人を脅かすシーン、事故に遭って助けを求める友人に背を向けて死に至らせたこと、妊娠した女性主人公に子どもを生まないように遠回しに言って子どもの父親に知らせないよう強要するシーンが、制裁対象に挙がった。
これに対して放送通信審議委員は「天上の約束」の内容が「私の娘、クム・サウォル」に似ているレベルであるため、注意より重いレベルの懲戒を下すべきだと主張した。しかし最終的に放送通信審議委員は注意措置を議決した。
WOW!korea提供