【K-POP NOW+】「BTS」を筆頭に「ATEEZ」「Stray Kids」ら4組が「Billboard 200」制覇…年間最多タイに王手

K-POP関連作品が、米ビルボードのメインアルバムチャート「Billboard 200」で相次いで首位を獲得している。

2026年に入ってから、すでに「BTS(防弾少年団)」「ATEEZ」「Stray Kids」「KATSEYE(キャッツアイ)」の4組が頂点に立った。

2018年に「BTS」がK-POPアーティストとして初めて同チャートを制してから8年。当時は一つのグループが切り開いた歴史的快挙だったが、今では異なる背景や音楽性を持つアーティストが、入れ替わるように首位を獲得している。

この変化は、K-POPが一部のスターに依存するブームから、複数のアーティストが世界市場で結果を残すジャンルへと成長したことを物語っている。

■「KATSEYE」、自己最高4位から初の首位へ

直近で「Billboard 200」の頂点に立ったのは、HYBEと米Geffen Recordsが共同で手掛ける多国籍ガールズグループ「KATSEYE」だ。

米ビルボードが23日(現地時間)に発表した最新チャートによると、「KATSEYE」の3枚目のミニアルバム『WILD』は、17万枚相当のアルバムユニットを記録し、初登場1位を獲得した。

「KATSEYE」が同チャートで首位に立つのは、2024年のデビュー以来初めて。これまでの自己最高だった4位を上回り、その成長を明確な数字で示した。

「Billboard 200」は、その週に米国で最も人気を集めたアルバムを示すチャートだ。

CDなどのフィジカルアルバムとデジタルアルバムの販売数に加え、ストリーミング再生数をアルバム販売数に換算したSEA、楽曲のダウンロード数をアルバム販売数に換算したTEAを合算し、アルバムユニットとして順位を決める。

『WILD』は集計期間中、14万5000枚のアルバム販売数を記録。これにSEAの2万4500枚とTEAの500枚を加え、計17万枚相当で首位に立った。

■2026年はすでに4組が首位

「KATSEYE」の加勢により、2026年に「Billboard 200」で首位を獲得したK-POP関連アルバムは、計4枚となった。

3月には「BTS」の『ARIRANG』が1位を獲得。7月には「ATEEZ」の『GOLDEN HOUR : Part.5』が頂点に立った。

8月には「Stray Kids」の『THIS & THAT』が首位を獲得し、その翌週、「KATSEYE」の『WILD』がバトンを受け取った。「Stray Kids」にとっては、通算9作目となる「Billboard 200」首位だった。

重要なのは、特定の1組だけが記録を伸ばしているわけではないという点だ。

世界的な知名度を誇る「BTS」、海外に強固なファンダム(熱心なファンのコミュニティ)を築いてきた「ATEEZ」と「Stray Kids」、そして米国を拠点に活動する「KATSEYE」。それぞれ異なる歩みを持つ4組が、同じ年に米国のメインアルバムチャートを制した。

首位に立つ顔ぶれの多様化そのものが、K-POPの裾野の広がりを示している。

■「BTS」が開いた扉、首位作品は計26枚に

K-POPが「Billboard 200」の頂点に初めて立ったのは2018年だった。

「BTS」が同年、『LOVE YOURSELF 轉 'Tear'』と『LOVE YOURSELF 結 'Answer'』を相次いで1位に送り込み、K-POPの歴史に新たな一章を刻んだ。

その後、「Billboard 200」で首位を獲得するK-POPアーティストは着実に増えていった。

「SuperM」をはじめ、「Stray Kids」「BLACKPINK」「TOMORROW X TOGETHER」「NewJeans」「ATEEZ」「TWICE」などが次々と頂点に立ち、「BTS」が切り開いた道をさらに広げた。

2025年には、Netflixアニメーション映画「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」のOSTアルバムも首位を獲得。そして2026年、「KATSEYE」が新たにその列へ加わった。

『WILD』を含め、「Billboard 200」で1位を獲得したK-POP関連アルバムは、これで計26枚に達した。

8年前には前例のない出来事だったK-POP作品の首位獲得が、今では複数のアーティストにとって現実的な目標となっている。

■「KATSEYE」の成功が示す新たな可能性

「KATSEYE」の1位には、K-POP関連作品の首位記録を1枚増やしたこと以上の意味がある。

「KATSEYE」は、HYBEとGeffen Recordsが共同で実施したオーディションを通じて誕生した。K-POPの育成・制作システムを基盤としながら、米国を拠点に活動を始めた多国籍グループだ。

K-POPの制作方式を土台として米国で誕生し、現地を中心に活動するグループが「Billboard 200」の頂点に立った初の事例という点でも、今回の首位は象徴的だ。

これまでK-POPは、主に韓国で制作された音楽やアーティストが海外へ進出する形で市場を広げてきた。

一方、「KATSEYE」の成功は、楽曲やアーティストだけでなく、トレーニングやコンセプト設計、コンテンツ制作といったK-POPの仕組みそのものが国境を越え、現地を拠点とするグループを生み出す段階に入ったことを示している。

「KATSEYE」をそのままK-POPグループと位置付けるべきかについては、さまざまな見方がある。

それでも、その誕生と成長にK-POPの制作システムが深く関わり、結果として米国のメインアルバムチャートで首位を獲得した事実は、K-POPの影響力を考えるうえで見逃せない。

■チャートを押し上げるファンダムの結束力

K-POPアルバムが「Billboard 200」で継続的に強さを発揮する背景には、結束力の高いファンダムによる独自の消費文化がある。

音楽配信が主流となった現在、フィジカルアルバムを購入したり、アルバム全曲を繰り返しストリーミングしたりする消費行動は、以前ほど一般的ではない。

一方、K-POPのファンダムには、好きなアーティストを積極的に応援し、その支持を目に見える成果へつなげようとする傾向が強い。

アルバムの購入やストリーミングは、単なる音楽消費ではなく、アーティストを支える具体的な応援方法として定着しているのだ。

大衆音楽評論家のイム・ヒユン氏は25日、イーデイリーとの電話取材で「最近はフィジカルアルバムを購入したり、アルバム全曲をストリーミングしたりする消費が珍しくなっています」と説明した。

続けて「しかし、K-POPのファンダムは、自分が好きなアーティストを積極的に応援し、成果を出すために力を貸そうとする傾向が強いです。こうした特徴がアルバム購入やストリーミングにつながり、『Billboard 200』でK-POPアルバムが強さを見せる要因になっていると考えられます」と分析した。

K-POPのチャート成績を語る際、ファンダムによる組織的な購買力だけが強調されることもある。

しかし、複数のグループが継続してファンダムを広げ、アルバムを購入したい、全曲を聴きたいと思わせるコンテンツを生み出していることも見逃せない。

ファンダムの力は突然生まれるものではない。アーティストとファンの継続的な関係、その関係を支えるコンテンツ、そして応援を行動へと変える文化が積み重なった結果として、チャートの数字に表れている。

■2023年の年間最多記録を更新するか

2026年が、「Billboard 200」で首位を獲得したK-POP関連アルバムの年間最多記録を更新するかにも関心が集まっている。

これまでの年間最多は、2023年に記録した5枚だ。

同年は「TOMORROW X TOGETHER」の『The Name Chapter: TEMPTATION』が最初に首位を獲得。「Stray Kids」は『★★★★★ (5-STAR)』と『樂-STAR』の2作品で頂点に立った。

さらに「NewJeans」の『Get Up』、「ATEEZ」の『THE WORLD EP.FIN : WILL』も1位を獲得し、年間5枚という記録を作った。

2026年はすでに4枚が首位に立っており、最多記録にあと1枚と迫っている。

次週の「Billboard 200」には、「ENHYPEN」と「NCT 127」の新作成績が反映される見通しだ。両グループの同チャートにおける自己最高順位は、「ENHYPEN」が2位、「NCT 127」が3位となっている。

どちらかの新作が首位を獲得すれば、2026年のK-POP関連アルバムの1位獲得数は、2023年の歴代最多記録に並ぶ5枚となる。

同時に、「Stray Kids」「KATSEYE」に続き、K-POP関連アルバムが3週連続で「Billboard 200」の首位を占めることになる。

イム氏は「K-POPが米国の音楽市場で継続的に意味のある成果を出していることは、明らかに意義があります」と評価した。

さらに「一つや二つのグループに成果が集中するのではなく、複数のグループが入れ替わりながら1位を獲得していることは、K-POP人気の持続性を示す証しだと見ることができます」と語った。

2018年、「BTS」が初めて開いた「Billboard 200」首位への扉。その先へ進む顔ぶれは、今や韓国を拠点とするグループだけにとどまらない。

2026年の首位ラッシュが示しているのは、単なる数字の積み重ねではない。

K-POPは、アーティスト、制作システム、コンテンツ、ファンダム文化が一体となった産業として、米国市場に存在感を定着させつつある。

「誰が次に1位になるのか」だけでなく、「どのような背景を持つアーティストが、どのような形で世界へ進んでいくのか」。K-POPを巡る次の焦点は、すでにそこまで進んでいる。

 

WOW!Korea提供

2026.08.25