【全文】イ・スンギ側「約8億円返還されず」…チャ・ガウォン会長側を「計画的かつ高度な犯罪」と指摘

【以下、イ・スンギ側の法律代理人による公式立場全文。】

こんにちは。イ・スンギ氏の法律代理人を務める法律事務所ヒョンミョンのユン・ヨンソク、チャン・ジェウォン弁護士です。

イ・スンギ(以下「アーティスト」)を代理し、チャ・ガウォン氏の拘束およびチョンセ契約などに関する公式立場をお伝えします。

まず、アーティストがチャ・ガウォン氏側と締結したチョンセ契約に関する問題は、芸能活動とは無関係な極めて私的な問題であるにもかかわらず、たびたび記事として報じられ、多くの方が疲労感を抱いていることと思います。

アーティスト自身も、チャ・ガウォン氏に関する複数の問題のうち、「スタッフへの未精算問題」を最も重大な問題と位置付け、その次に芸能活動の正常化に関わる「専属契約紛争」を重要な課題として考えてきました。


「チョンセ契約問題」は複数の問題の中で被害額が最も大きいものの、スタッフなど善意の被害者の発生を防ぎ、芸能活動を正常化することが、アーティスト個人の財産被害よりも重要だと考えてきたためです。

しかし、最近チャ・ガウォン氏が拘束されたことに加え、本日、アーティストとチャ・ガウォン氏とのチョンセ契約が満期日を迎え、この件に関する問い合わせが相次いでいることから、やむを得ず公式立場として整理し、お伝えすることになりました。

何より、アーティストは今回のチャ・ガウォン氏によるチョンセ保証金未返還問題について、単なる民事上の債務不履行ではなく、刑事犯罪の領域にあると判断しています。

正式な法律用語ではありませんが、一般的に「チョンセ保証金を返還する意思や能力がないにもかかわらず、保証金を受け取ってだまし取る行為」は「チョンセ詐欺」と呼ばれています。

近年、この種の犯罪に対する処罰を強化すべきだという社会的な共通認識も広く形成されています。

しかし、本件は単に賃貸人にチョンセ保証金を返還する意思や能力がなかったというだけではありません。有名芸能人に巨額の融資を受けさせ、高額なチョンセ契約を締結させた後、その保証金をだまし取るという「高度な詐欺手法」が「戦略的に用いられた」ものとみられます。

したがって本件は、チョンセ保証金を別の用途に流用し返還しない一般的なチョンセ詐欺よりも、さらに罪質が悪質です。

特に、チョンセ契約締結前、さらにはアーティストがチョンセ契約そのものを検討すらしていなかった時点で、チャ・ガウォン氏側はすでにアーティスト名義でチョンセ融資を受ける準備を進めていたものとみられます。

チャ・ガウォン氏側は、当該住戸をヒョリム産業側へ70億ウォン台(約7億7,000万円台)で既に売却していましたが、突然売買契約を解除しました。

その事実を隠したまま、所属アーティストと従来の売買価格より高額なチョンセ契約を締結するため、当初は「イ・テミン担保物件」という名目で鑑定評価を進め、その後、最終的に「イ・スンギ担保物件」として鑑定評価を進めました。

その結果、融資審査が始まる前から約73億ウォン(約7億9,800万円)規模の融資が実行されることを前提に、チョンセ契約を準備していたものとみられます。

そして、チャ・ガウォン夫婦はチョンセ保証金を受け取った直後、信託会社から高額不動産の所有権移転を受けました。

こうした状況を踏まえると、チャ・ガウォン氏側は当該不動産の取得資金を確保するため、有名芸能人に高額なチョンセ融資を受けさせ、その融資金を事実上私的に流用し、契約終了時にも返還しないという詐欺を計画的に企てたものと考えられます。

この点については、今後の捜査で事実関係と容疑が明らかになることを期待しています。

一方、チャ・ガウォン氏は拘束されましたが、これを手助けした共犯者らは、依然として自らの過ちを反省することなく、チャ・ガウォン氏の犯罪収益によってぜいたくな生活を送っています。

今回のチョンセ契約問題だけを見ても、チャ・ガウォン氏の配偶者、不動産仲介業者、融資および鑑定評価の関係者など、複数の共犯者が歯車のようにそれぞれの役割を担い、犯行を実行したものとみられます。

また、チャ・ガウォン氏の法律代理人側は最近、法廷においても「チョンセ保証金は問題なく返還される」と公言し、わずか数日前にもアーティスト側へ「チョンセ保証金の返還に問題はない」と通知していましたが、それは虚偽の説明にすぎませんでした。

本日、チャ・ガウォン氏の配偶者は「契約当事者であるチャ・ガウォン氏が不在のため、チョンセ保証金は返還できない」として責任を回避しました。

配偶者もチャ・ガウォン氏とほとんどの法律行為を共にしてきたことを考えれば、良心のかけらもない対応と言わざるを得ません。

アーティストはこれを信じて費用をかけ、実際に引っ越しの準備まで進めていましたが、その費用までもが、そのまま被害として残ることになりました。

特に、チャ氏の法律代理人側はYouTube動画を通じて、公然と「事実関係を把握するのであれば、依頼人を厳しく調べるべきだ」「私はチャ・ガウォン会長を半分捕まえるような気持ちで弁護している」と発言するなど、自身と依頼人の間には秘密がないことを誇示してきました。

そうであるなら、法律代理人側も、チャ・ガウォン氏に関する度重なる虚偽の説明について、これ以上責任を免れることはできないでしょう。

また、「チャ・ガウォン氏が拘束されたら弁護士を辞める」と公言していた従来の法律代理人側が、今後も関連対応を続けるのかは分かりません。

今回のチャ・ガウォン氏の拘束によって、スタッフやアーティストはようやく少し安心できるようになりました。

しかし、依然としてチャ・ガウォン氏を中心とする犯罪グループによる犯行は数多く残されており、今後も捜査は続く見通しです。

アーティストは今後、このような犯罪が再発しないよう、チャ・ガウォン氏側への厳罰化に向けて尽力するとともに、本業である芸能活動にも最善を尽くしてまいります。

 

WOW!Korea提供

2026.08.06