■方向性を判断するのは、まだ早い
もっとも、今回の映像だけで「NewJeans」の変化を断定するのは早計だとの見方もある。
今回公開されたのは、あくまでデビュー4周年を記念したスペシャルフィルムであり、今後のアルバムコンセプトやビジュアル戦略を示すものとは言い切れない。
実際、制作陣にも大きな変化はないとされる。今回のクリエイティブディレクターはキム・ナヨン氏が務めており、同氏はミン・ヒジン前代表体制で「NewJeans」のアイデンティティー構築を担ってきた中心人物の一人として知られる。ミン・ヒジン氏の退任後もADORに残り、ビジュアルディレクションを担当してきたという。
文化評論家のハ・ジェグン氏は韓国メディア「ヘラルドMUSE」に対し、「今回のコンテンツだけで今後のスタイルを判断するのは難しい。新曲を発表し、本格的な活動が始まって初めて、新たな方向性が見えてくるだろう」と分析した。
さらに、「総括ディレクターが変われば、スタイルや感性が変化する可能性は十分にある。その新しい色が大衆の好みに合うかどうかは、今後見守る必要がある」と語っている。
業界内でも意見は分かれている。
「NewJeans」の競争力は、音楽だけでなくファッションやビジュアルまで含めた独自の世界観にある。そのブランドイメージを維持することが重要だという見方がある一方、約2年間の活動休止やDANIELLEの脱退、制作環境の変化を踏まえれば、過去をなぞるのではなく、新たなアイデンティティーを築くべきだとの声もある。
ハ・ジェグン氏は、その答えとして「維持と変化のバランス」を挙げる。
「既存のファンダムは、これまでの『NewJeansらしさ』を基盤に形成されてきた。その色をすべて捨ててゼロから始めるのは大きな負担になる。ファンダムとの連続性を考えても、これまで愛されてきた感性はある程度維持する必要がある」
一方で、「最終的に成否を分けるのは色ではなくコンテンツだ。結局は良い楽曲を発表できるかどうかだが、それは現時点では予測できない」とも指摘した。
約2年の空白を経て、「NewJeans」は新たなスタートラインに立った。
「NewJeansらしさ」を守るのか、それとも新たな魅力を打ち出すのか。業界内でも見方は分かれているが、その答えが見えてくるのは、新曲の発表と本格的な活動が始まってからになりそうだ。
WOW!Korea提供










