【聞き慣れた曲の力…憂慮も共存】
リメイクとサンプリングは歌謡界で継続的に活用されてきた技法だ。しかし最近のように複数のアイドルグループが似た時期にこれらを扱い、カムバック戦略として活用していることに関心が集まっている。業界では、検証された音楽知的財産権(IP)が持つ親しみやすさを最大の理由として挙げている。すでに大衆にとって聞き慣れたメロディーを活用すれば、新曲に対するハードルを下げることができ、主要な広報の場となるショートフォームプラットフォームで早く注目を集めるのに有利だ。
制作環境の変化も影響を及ぼしているという分析だ。過去には韓国国内のヒットメーカーである作曲家たちがK-POP制作を主導し、新しいヒット曲を誕生させた。その反面、K-POPがグローバルジャンルへと成長した今は、海外作曲家とのコラボレーションを通じて曲を調達する制作方式が一般化した。このような変化の中で、「ヒット曲メーカー」の後を追う韓国国内の新進作曲家たちの存在感が以前ほど表に出なくなった点も、検証済みの音楽IP活用が増えた背景とされている。
ある芸能事務所関係者は「制作者の立場では、限られた時間と予算の中で成功の可能性が高い曲を探さなければならず、失敗の負担が少ない過去のヒット曲IPを活用する方向を選ぶ」と話した。
業界の一角では、リメイクとサンプリングの活用が過熱することで、新しいヒット曲の発掘と音楽的な試みが委縮するのではないかという憂慮も出ている。これに先立ち、バラード市場でも過去のヒット曲のリメイクが続き、大衆の疲労感を高めた事例があり、アイドル音楽もまた同じような流れを踏襲するのではないかという見方だ。
シム・ジェゴル大衆文化評論家は「ただ計算に従った複製型リメイクは、つまらなさと疲労感だけを与える可能性がある。市場が判断することだが、複製に近い作業が一つのトレンドのように広がることは避けるべきだ」とし、「リメイクをするとしても、現代の情緒と創作者ならではの解釈が加われば、意味のあるものとして残る」と助言した。
WOW!Korea提供

