「イベントレポ」水上恒司、9割はアドリブだった?! ユンホ(東方神起)の起用理由、さらに福士蒼汰の魅力を徹底分析! 映画『TOKYO BURST-犯罪都市-』公開御礼トークショー開催!内田英治監督がファンの質問に直接回答!

韓国で累計動員4,000万人を突破しているメガヒットシリーズを日本オリジナルストーリーでユニバース化した、映画『TOKYO BURST-犯罪都市-』が絶賛公開中!公開初週で<初日満足度ランキング>3位にランクイン(※Filmarks調べ)、公開1週間以上が経っても尚、SNSをはじめ絶賛のコメントや口コミが後を絶たない大好評ぶりを見せる本作。先日6月7日(土)に実施されたイベントにて韓国公開が決定し、SNS上では「韓国の劇場でTOKYO BURST見たい!」「グローバル化が止まらない…!」など期待の口コミが続々と寄せられている。

そんな本作の公開御礼トークショーが6月16日(火)、T・ジョイPRINCE品川にて開催され、内田英治監督が登壇。SNSで募集した質問や会場の観客からの問いかけなど、ティーチイン形式で進行された本イベントでは、メガホンを取った監督だからこそ語ることのできる撮影の知られざる舞台裏について徹底解説する貴重なスペシャルトークを披露した。

上映後、客席から温かい拍手で迎えられた内田英治監督は、公開後の大反響への感謝を述べつつ、本日の質問内容については「本当に何も知らない」とイベントでの質問に期待を覗かせながら挨拶。

ティーチインが開始されると、SNSにて募集した「深夜の大規模ロケの後は眠れるものですか?」という質問が。監督は笑みを浮かべながら、劇中でも象徴的なシーンとも言える、新宿歌舞伎町を完全封鎖し、実際の現金800万円をばら撒くシーンについて触れ「日本で初めて撮影許可が出た場所なんです」と監督が明かすと、会場からは驚きの声が。

ただし、撮影できたのは終電後の午前1時から、始発が動き出す午前4時までのわずか3時間。「電車が動いていると人がいるので、その3時間で撮りきる。終わるのが朝の4時で、寝るのは5時とか……朝は寝ちゃいます(笑)」と、邦画史上初となる大規模なナイターロケは限られた時間との戦いだったことを、笑いを交えて語った。撮影全体も“ナイトシフト”が中心。日中はオフになることも多く、俳優陣はそれぞれ思い思いに過ごしてから夜の現場に臨んでいたという。

主人公の相葉四郎を演じた水上恒司については、「いつも本を読んでいますね。現場でもずっと読んでいる」と舞台裏でのその読書家ぶりにも触れた。続けて、極悪非道のヴィランである村田蓮司を演じた福士蒼汰の素顔についても、「最初に会ったときは、クールで気難しい人なのかなと思った」と明かすも、実際は「(第一印象とは)全然違って、気さくなお兄さん。

すごく明るいんです」と笑顔で語った。「本人は天然で、純粋なんですよ。だからこそ、それを逆転させれば怖い方にも振り切れるはずだと思った」と確信したといい、その明るさと本作の役作りにおいて約15キロの増量をして挑んだ福士の肉体改造への熱心な姿勢が、観客の脳裏に焼き付く強烈な悪役を生んだという。

また、相葉の“最悪バディ”であるチェ・シウを演じた<ユンホ(東方神起)の起用理由について>の質問が飛ぶと、「韓国には魅力的な俳優がたくさんいて、移り変わりも激しい。その中で、より多くの日本の人に観てもらうには、誰もが知っていて、幅広い世代に届く人を」と考えた監督。出演作やPVを観て研究を重ねるうち、鍛え上げられた肉体にも着目したという。「『TOKYO BURST』というタイトルにふさわしい、メラメラしている役者でやりたかった。最終的に韓国のSMエンターテインメントまで行って、お願いしました」とユンホ起用の知られざる熱意を語った。

上田竜也が演じたホストの総帥・海斗を巡るエピソードも盛り上がりを見せた。武器に「ホッチキス」を選んだ理由を問われると、監督は「韓国の『犯罪都市』やアメリカの大作映画は、爆発も何もかも大きいじゃないですか。今回はその逆で、ホッチキスや釘みたいな、なるべくミニマムで“せこい”アクションをやるのが、自分の中のテーマだったんです」と独自のこだわりを明かし、観ている側が思わず「うわっ」となる、生々しい痛さを狙ったという。また、<なぜあの髪型なのか?>と、海斗の特徴的なボブヘアに関する質問が飛ぶと会場からは笑いが。「今のホストはかなり現代風なので、少し昔の要素をいれました。The Beatlesのマッシュヘアをイメージ」と話すと観客からは納得したような反応が窺えた。さらに、海斗の最大の武器である“爆速ジャブ”。撮影では高速具合に苦戦したと話し「(ジャブが)早すぎてカメラが追えないんですよ。“もう少し速度を落としてください”とリクエストしました(笑)」と見せ物ではない本物のパンチを見せられ異例のディレクションをしたそう。プライベートで20年ほどボクシングをやっている上田を「特段役作りはしていないと思う」と衝撃の事実を吐露した。

敵味方問わず個性的な俳優が集った本作での、現場で生まれた即興についても言及。水上とユンホは「アドリブに積極的で、何でも反応が返ってくる。自然に出てくるセリフは面白いものが多かった」という。とりわけ叫び声は「9割くらいアドリブ」。特に水上の、自然で突発的な芝居がより旨味を出していたとし、「『てめえ』とか、台本には書いていない。気持ちが入って出ているから、本人も後で聞いても何を言っているか覚えていないくらい(笑)。でも、そのリアリティがいい」と時折苦戦しながらも役に没入した俳優たちの熱が、画面の生々しさを支えていることが窺え、会場も笑いに包まれた。

(2ページに続く)

2026.06.17