俳優アン・ソンギ、誕生日を控えて健康悪化→病院搬送のニュースに「全快しますように」…降り注ぐ応援


血液がんで闘病中の国民俳優アン・ソンギが、急な健康悪化で病院に搬送されて治療を受けている中、彼の誕生日を控えて伝わった残念な知らせに、ネットユーザーたちも彼の全快と健康回復を応援中だ。

 アン・ソンギの所属事務所アーティストカンパニーの関係者は31日(本日)午前、「アン・ソンギが突然の健康悪化で病院に搬送され、現在医療スタッフの措置のもとで治療を受けている」とし、「正確な状態および、今後の経過については医療スタッフの判断をもとに確認中」と伝えた。

 続けて、「俳優と家族の安定を最優先に考慮してくださるようお願いして、追加で確認された事項がある場合、公式チャンネルを通じてご案内させていただく」とつけ加えた。

 先立って本日午前、あるメディアの報道によると、アン・ソンギは自宅で食事中に食べ物がノドに詰まって倒れ、心肺蘇生術(CPR)を受けて、自宅近くの病院の救急救命室へ緊急搬送されたことが伝わった。

 このような知らせが伝わるとすぐに、ファンおよびネットユーザーたちは、残念さを隠すことができなかった。アン・ソンギは、2019年に血液がんと診断されてから、長い闘病生活をしてきたうえに、まさに明日(1日)に誕生日を控えている状況だからだ。オンライン上では、彼の全快と回復を願う応援のコメントが続いている。

 ネットユーザーたちは、「打ち勝って、明るい姿で早く快癒してください。まだです」、「回復されますように」、「明日お誕生日なのに、このような悲報が。まだ若いのだから、快癒されますことを」、「明日が誕生日なのに」、「ぜひ無事でありますように。快癒されますように」、「ことし、あまりにも多くの大物が空の星になったのに...どうか目覚めてほしいです」など、切実な気持ちを込めて応援を送っている。


 これと一緒に、先立って映画界の後輩を通じて伝わった彼の健康近況、および各種の美談に再びスポットが当たっている。

 アン・ソンギと長く多数の作品で共演し、コンビとして活躍してきた俳優のパク・チュンフンは、多くの公式の場でアン・ソンギに言及して、応援してきた。彼は最近、自身のエッセイ「後悔するな」の出版懇談会で、「アン・ソンギ先輩は、個人的に通話やメールができる状況にならない。それで、ご家族に近況をお聞きしている。感情を表に出さず、平気にしているけど、悲しい」と告白した。

 彼はまた、過去に個人のSNSを通じて、アン・ソンギと一緒に食事した近況写真を公開したりした。当時、後輩女優のキム・ヘスも、この投稿コメントに「アン・ソンギ先輩、チュンフン兄さんお2人とも、本当に特別な方」と、切なさと愛情を示した。

 後輩たちの間で、さまざまな美談も伝わった。これに先立って、2023年には女優のイ・ジュヨンが個人SNSを通じて、アン・ソンギと手を組んだ写真をアップして「アシアナ国際短編映画祭の執行委員長だった先生が、誰も知らない新人俳優に短編映画を見たと励ましてくださり、私の名前を呼んでくださり、ぎこちなかった私を父親のように面倒みてくださった」と、感謝を表現した。

 2022年には、俳優のユン・ギョンホがラジオにゲストで出演し、「アン・ソンギ先生と、作品で共演することができて誇らしかった。現場で、スタッフたちが大変そうにしていたら、直接席を勧めたり、暖炉の側に呼んでくださったりした」と伝えた。また、俳優のキム・サンギョンは、「新人時代、みんなに無視されていた時、アン・ソンギ先輩だけあいさつを返してくださった」と、感謝と尊敬を伝えた。

 アン・ソンギは、1957年にキム・キヨン監督の映画「黄昏列車」でデビューし、約200本の映画に出演して、国民的俳優の座に上がった。代表作には「シルミド」、「鯨とり コレサニャン」、「NOWHERE 情け容赦なし」、「ラジオスター」などがある。

 アン・ソンギは、2019年に血液がんと診断され、翌年に完治判定を受けたが、追跡観察中にがんが再発し、活動を中断して治療を受けてきた。

 彼は、2022年にメディアインタビューを通じて闘病の事実を初めて公開し、闘病中にも2023年に「第27回富川国際ファンタスティック映画祭」の開幕式、4・19民主平和賞授賞式などに地道に参加し、韓国映画に対する情熱と愛情を見せた。

 

WOW!Korea提供

2025.12.31