「インタビュー」③ チ・チャンウク、「『捏造された都市』シーズン2? 感謝だけど…アクションはいつも“最後だと思っている”」

※あらすじ・ネタバレが含まれています。

11日午前、ソウル市チョンノ(鍾路)区パルパンドン(八判洞)にあるカフェで、ディズニー+オリジナルドラマ「捏造された都市」に出演したチ・チャンウクのラウンドインタビューが行われた。

チ・チャンウクは「『捏造された都市』は自分から“やりたい”と思った作品でした。台本を初めて読んだとき、とても面白くて、“うまく演じたい”という思いが一番に浮かびました」と振り返った。

映画「操作された都市」をシリーズ化した背景については、「作家さんの力が大きかったと思います。2時間の映画を、多くのキャラクターと物語で再構築するのは、作家さんが相当なエネルギーを注いだ部分だと思います。キャラクターを“作る”というより、自分がその状況下で表現できる感情を劇的に伝えたいと思いました。テジュンが苦しむ姿を自分に重ね、視聴者がより感情移入できるよう監督とたくさん話し合いました」と説明した。

さらに「ドラマ全体をテジュンの視点で追うようにしたかったので、彼がどこまで落ちていくのか、その段階に気を配りました」と話した。

物語は“開かれた結末”で終わる。テジュン(チ・チャンウク)はヨハン(ド・ギョンス)を自らの手で殺さず、生存の可能性を残すような描写で幕を閉じた。
これについて彼は、「僕の性格上、何事も“はっきりさせたほうがいいのでは”と思うタイプです。例えばヨハンを殺すとか、復讐を達成するなら明確に終わらせたい、と。でも作家さんから“テジュンは土に触れ、命を生かす人だ”という話を聞き、最初から最後まで大きなテーマでもありました。誰かを傷つけずに復讐する方法とは何か? ずっと考えていました。
テジュンは命を救う人物なのにアクションシーンは多い。どの程度の暴力表現が必要なのか、とても悩みました。最終的にはヨハンを殺さない選択をしたことで、テジュンが自分の犯した罪を最後まで背負ってほしいと思ったんです」と心境を語った。

“開かれた結末”については、「正直、あまりにもオープンな終わり方なので“大丈夫かな? ちょっと気恥ずかしくならないかな”と心配もありましたが、まったくそんなことはなく、むしろ満足しました」と笑った。

シーズン2について尋ねると、「まったく話はありませんでした」と即答。
続けて「気持ちというのは、不思議と“ないはず”なのに生まれてくるものですが、本当に大変な作品だったので、しばらくはアクションをやりたくありません(笑)。でも、もしシーズン2の提案をいただけたら、それは本当にありがたいことなので嬉しいと思います」と本音を語った。

そしてチ・チャンウクは、自身と“アクション”の関係についても打ち明けた。
「アクションをすると、いつも同じことを考えるんです。あまりにも大変で、体力的にも限界が来る。“『捏造された都市』が最後のアクションになるかもしれない”と本気で思いました。年齢を重ねるにつれ、気持ちと体が一致しない瞬間も増えて、“もうこれで最後にしよう”“終わったらやめよう”と繰り返すんですが…数年経てばまたやっている気がします」と苦笑した。

チ・チャンウクは「最悪の悪」「カンナムビサイド」「捏造された都市」と続けてディズニー+の作品に出演し、“ディズニー+の息子”というニックネームまで得ている。
これについては、「僕はいつもディズニー+に感謝しています。誰かが僕を起用し、投資がされ、ギャラをいただけるというのは、俳優として“必要とされている”ということ。その事実だけでありがたい。だからこそ欲張りにもなるし、苦しむこともある」と語り、「ギャラに見合うだけの努力をしようと思いますし、僕を起用してくださる方々の判断が間違いではなかったと思っていただけるよう、熱心に準備しています」と真摯な姿勢を示した。

現在チ・チャンウクは、ディズニー+で配信予定の日韓合作ドラマ「メリーベリーラブ」を撮影中で、「人間X九尾狐」ではチョン・ジヒョンとのロマンスも予告されている。
最後に彼は、「チョン・ジヒョン先輩とは映画『軍艦島』を通じて初めてお会いしました。彼女の九尾狐役が本当に楽しみです。ほかに誰があの役をできるだろう? と思うほどで、ご一緒できて光栄です。楽しいシーンをたくさん作れたら嬉しいです」と期待を語った。

 

WOW!Korea提供

2025.12.11