名誉隊員4人組が乗った南極行きの飛行機は南米大陸を過ぎ、次元が違う雪山の規模を誇る南極大陸、キングジョージ島に到着した。南極に最初に足を踏み入れたイム・スヒャンは「驚異的だった」と感動した。スホは「生涯で二度経験するのが難しそうな瞬間だった」と、長く待った末に入城した南極に対する印象を伝えた。
続いて世宗科学基地に移動するために名誉隊員たちはゴムボートに搭乗した。世宗科学基地があるマリアンソマンに近づくと氷山や氷壁から離れた小さな氷塊、流氷が捕獲された。彼らの安全を引き受けた海上安全隊員のクォン・オソクは、気候の変動により氷壁が崩れ落ちる速度が速くなっているマリアンソマンについて説明した。過去と比較した時、ここの氷壁は約2km後退し、2025年現在は基盤岩まで見えるようになった。4人は地球温暖化が及ぼす変化に直撃弾を受けた南極の危機を直接目撃した。
続いてペク・ジョンウォン、イム・スヒャン、スホ、チェ・ジョンヒョプは、韓国から17,240km離れた南極世宗科学基地に到着した。名誉隊員たちは他の越冬隊員らがそうだったように、21年前にブリザードで遭難した同僚隊員を救うために海に出て事故で死亡した故チョン・ジェギュ隊員の銅像の前で黙念して最初の日程を始めて全員入所を完了した。
元祖「南極のシェフ」として1年間毎日1日3食を準備し、越冬隊員たちの食事を担当したアン・チヨン調理隊員は「1日3食を食べるのが最大の楽しみだ誰もがする仕事が違うので、ちゃんと生きていることを確認する時間でもある」と南極での食事の意味を強調した。続いて彼は「1年間孤立した環境で楽しさを満たそうと努力するが、外食が難しく乗組員が最も大変だ。隊員たちが『チヨン隊員の食べ物も美味しいが、他の人がしてくれる食べ物があったらいい」と、新鮮な材料が不足する状況で新しい味を披露する「南極名誉隊員」たちを歓迎した。
一方、「気候環境プロジェクト‐南極のシェフ」は毎週月曜日0時、U+tv、U+モバイルtvで公開され、MBCでは月曜日午後10時50分に放送される。




