続けて、「これまで、何も言ってこなかった私の経験の中には、『自宅の路地に国情院事務室が設置されたので、身の安全を気をつけるように』とか、家を留守にしていた時、何か問題はなかったかという質問、数日間ずっとあやしい人々が自宅の前をうろついていたこと、作品出演の契約当日、急にキャンセルの連絡を受けたこと、『じっとしていなければ殺す』という脅迫」と、過去に経験したことを吐露した。
また、携帯電話の盗聴で苦労したことを伝え、「謝罪をしたというけど、一体誰に謝罪したというのか、記事にするために、ただ宙に向かって言ったようにも思えるし、傷は残って、ただむなしいだけ」と心境を伝えた。
そうして、「とにかく上告を放棄したということで、この知らせを喜んで受け入れる」とし、「ブラックリストで苦労した期間+2017年に訴訟を始めてから今まで、その間苦労した弁護士チームとブラックリストで苦労した先輩や同僚の方々に、温かい慰労と応援を送ります、苦労したね、みんな」とつけ加えた。
今月7日、国家情報院は李政府当時に作成された“文化界ブラックリスト”と関連した損害賠償請求訴訟の上告を放棄する、という立場を明らかにした。続けて、「今回の事件で物質的・精神的被害を被った当事者の方々と、国民に心よりお詫びする」と伝えた。
先月17日、ソウル高等裁判所は先立って、ムン・ソングン、キム・ミファら36人が李元大統領とウォン元国情院長を相手に提起した、損害賠償請求訴訟2審で「韓国は李明博、ウォン・セフンと共同して原告に各500万ウォンを支払いなさい」と判決した。
先立って、ムン・ソングンらは李政府当時、国情院が特定文化芸術係関係者を支援対象として排除するために作成・管理した、“ブラックリスト”に名前が上がり、精神的・物質的被害を受けたとし、2017年11月に損害賠償訴訟を起こした。
ブラックリストに名を連ねた人事は計82人で、イ・ウェス、チョ・ジョンレ、チン・ジュングォン、ムン・ソングン、ミョン・ゲナム、キム・ミンソン、イ・チャンドン、パク・チャヌク、ポン・ジュノ、キム・ミファ、キム・グラ、キム・ジェドン、ユン・ドヒョン、シン・ヘチョル、キム・ジャンフンらが含まれた。
WOW!Korea提供







