パク・チャヌク監督が、俳優のソン・イェジンに向けた称賛を惜しまなかった。
パク・チャヌク監督は、新作である映画「仕方ない」を通じて、ソン・イェジンと初めて意気投合した。ソン・イェジンの結婚と出産後、初の復帰作であるため、早くから話題を呼んだりもした。
さらに、ソン・イェジンが、劇中扮(ふん)した“ミリ”に出番は、元々のシナリオでは微々たるものだったが、パク・チャヌク監督が、ソン・イェジンのために増やした。
最近、ソウル・チョンノ(鍾路)区ソギョク(昭格)洞のあるカフェで行われたヘラルドPOPとのインタビューで、パク・チャヌク監督は、ソン・イェジンとの撮影当時を振り返った。
同日、パク・チャヌク監督は、「私が脚色する時、ミリは、さらに楽天的で活動的で、現実的でありながら、いたずらっ子のような面を入れたかった」とし、「夫の失職の便りを聞いた時、挫折せず、むしろ激励してあげる力を持った人として表現したかった」と伝えた。
続けて、「マンス(イ・ビョンホン)は、物理的にあちらこちらに行き来したりもし、極端的な状況にたくさん直面することになるから、行動で表現できることに比べ、ミリは、ほとんど家にだけいて、行動と言ったところで、若干の無駄骨や電話で話すことだけを少しして、ほとんどじっとして見ている。ソン・イェジンが、はるかに難しい人物を引き受けたのだ」と付け加えた。
それと共に、「ソン・イェジンは、結局、微妙な表情や抑揚などの変化で、すべてを表現しなければならないが、感情はマンスにおよらず、複雑でジレンマがとんでもなく大きな状況に置かれた」とし、「イ・ビョンホンと同じように、難しいことを表現するのに、手段は少ないので、より難しい人物」と強調した。
また、パク・チャヌク監督は、「ソン・イェジンが、そんな面で、どれだけ微妙な表現の専門家なのか、よく見せてくれたと思う」とし、「現場でもよくやったうえに、アフレコをする時も、鬼のようにしていた。微妙なことを繊細に表現するということ、才能を持つ人物らしく巧みにこなすということは、長い練習や準備の結果ではあるが、感嘆した」と褒めたたえた。
一方、パク・チャヌク監督が演出した「仕方ない」は、“すべて成し遂げた”と感じるほど、満足だった会社員マンスが、突然解雇された後、妻と2人の子どもを守るため、苦労して用意した家を守るため、再就職に向けた自分だけの戦争を準備し、繰り広げられる話を盛り込んだ作品で、現在、韓国で絶賛上映中。
WOW!Korea提供