特に人工知能(AI)分析でも、自身がヴェネツィアの主演男優賞の有力候補に指摘されたという後日談を伝えて驚かせた。イ・ビョンホンは「私は、監督が主演男優賞の話をする時は『あぁまた言ってる』と思っていたが、映画祭のほぼ後半ごろに現場にいた人が『チャットGPTにヴェネツィアの主演男優賞を誰がもらうと思うかと聞いた』ら、GPTは3人の名前を上げ、その3人の中に私の名前があった」と明かした。
続けて「もちろんその時も賞を取る可能性があるとは思わなかった。それでもAIが選んだ3人の中に名前が入っただけでも気分が良かった。でもAIが何を知ってて、どういう基準でそんな話をしたのかは分からない。記事がたくさん出て、メディアが多い国が勝つのかとも思う」と冗談を言った。
また「冗談みたいに、ヴェネツィアでもそうだった。ヴェネツィアでもAIが3人ほど予測したと言ってたでしょ。それを見て、あぁ、他の2人を私はどうすればいいんだろう。だから一緒に行ったスタッフたちに双子を探してくれと言った。結果的にはAIのその予想も、評論家の記事も全部外れた。AIは完全に間違っていた。誰もその結果を当てられなかった」と皮肉って笑いを起こした。
「今後ヴェネツィア映画祭には出席しないのか」という質問に「私はそんなに小さい人間ではない。私は監督より少し器が大きい」と愉快な返事で雰囲気を和ませた。
映画「仕方ない」はヴェネツィアでは無冠に終わったが、今月初めに閉幕した第50回トロント国際映画祭では熱狂的反応を集めて、今年新設された国際観客賞の初受賞作となった。またイ・ビョンホンはトロント国際映画祭で、ことし韓国映画人の中で唯一、特別功労賞を受賞した。
「仕方ない」は本日(24日)に公開され、韓国の映画館で上映中だ。
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