芸能事務所「HYBE」のパン・シヒョク議長が、資本市場法違反の疑いで、警察に再び出頭した。
22日午前10時、ソウル警察庁・金融犯罪捜査隊に出頭したパン・シヒョク氏は、被疑者身分で調査を受けている。2度の公開出頭になるわけだ。
同日、ソウル警察庁の関係者は、定例記者懇談会で、「午前10時から、パン・シヒョクに対して、被疑者調査を行っている。押収物分析、関係者の調査などを行っている。確認する部分があり、2次調査を進行中」と明らかにした。
パン・シヒョク氏は、資本市場法違反の容疑を受けている。パン・シヒョクは、2019年、HYBEの上場前に、ベンチャーキャピタルなど、既存のHYBE投資者たちに、企業公開(IPO)計画がないと偽って、自身と関係のある私募ファンドが設立した特殊目的法人に、持分を売るようにした容疑を受けている。
その後、パン・シヒョク氏は、企業公開を進め、私募ファンドから売却差益の30%を受け取った。パン・シヒョク氏が得た差益だけで、1,900億ウォン(約190億円)に達する。
当時、HYBEは、「最大株主が金融監督院の調査に出頭し、上場を前提に差益を追求した事実がないことを、積極的に疎明した点が受け入れられず、残念だ。金融当局の決定を尊重し、今後の捜査で、関連疑惑をより積極的に釈明し、市場と利害関係者の皆さんの信頼を回復できるように、最善を尽くす」と立場を明らかにした。
しかし、警察は7月、ソウル・ヨンドゥンポ(永登浦)区の韓国取引所と、ソウル・ヨンサン(龍山)区に位置するHYBE本社を家宅捜査した。パン・シヒョク氏は、金融委員会傘下の証券先物委員会から、資本市場法上の不正取引行為禁止違反容疑で、被告発され、捜査を受けることになった。
これに対して15日、パン・シヒョク氏は、ソウル・マポ(麻浦)区のソウル警察庁広域捜査談で、警察の取り調べを受けた。最初の公開出頭時、スーツを着て登場したパン・シヒョク氏は、約13時間48分で調査を終え、姿を現した。パン・シヒョク氏は、当時、取材陣の質問に沈黙し、現場を抜け出した。
一方、パン・シヒョク氏は、資本市場法違反の容疑に対して、全面的に否認している。
WOW!Korea提供