SUGA(BTS)、セブランス病院に50億ウォンを寄付…自閉スペクトラム症の子どもたちのためのミン・ユンギ治療センターを設立

SUGAはことし3月から6月まで週末を活用して実際に自閉スペクトラム症の子どもたちに会い、プログラム開発に参加した。ギターなど楽器を直接演奏しながら、子どもたちがリズムとハーモニーを合わせ、音楽を通じて相互作用し、感情表現を拡張できるように誘導した。さらに、子どもたちが楽器を直接演奏できるように教えたりもした。

プログラムが進むにつれ、子どもたちの感情と言語表現は確実に増え、他の子どもたちと協力したり待ったりすることで社会性も訓練された。言語治療だけを受ける時は積極的な反応を見せなかったオ君(10歳)とイ君(12歳)は、楽器を自ら選択し、拍子を合わせて演奏する才能を見せた。

合奏することで多彩な感情表現も見せた。サックスを吹くキム君(18歳)は言語と感情表現がほとんどなかったが、他の子どもたちとコラボすることで生じる感情を表情で表わし、治療者の関心と称賛に反応を示した。

このプログラムを通じて言語能力が制限的な自閉スペクトラム症の子どもたちにも社会的関係を形成するのに役立つ効果を確認したのだ。

今後、ミン・ユンギ治療センターではMINDプログラムを高度化し、自立型音楽プロジェクトモデルを構築する予定。プログラムの持続的な運営のため、各治療分野の専門家養成課程も体系化し、プログラムの持続性と専門性を強化する。

ことし9月、ミン・ユンギ治療センターの工事を終えれば、正規のプログラムセッションが拡大新設される。自閉スペクトラム症の人たちをはじめ、発達障害者を対象に音楽を活用した社会性訓練から多様な治療セッションを運営する。これまで進めてきたABA(応用行動分析)、言語治療なども拡大運営する。また、MINDプログラムの効果を客観的に立証するため、臨床研究と学術論文の発表、プログラムマニュアルの発刊も推進する。

チョン・グンア教授は「財政的な支援を越え、この数カ月間SUGAさんが見せてくれた真心のこもった才能寄付と奉仕活動に心より感謝申し上げる。常に真剣で知性的な態度を一貫して見せてくれたSUGAさんの誠実な姿に深い感銘を受けた。自閉スペクトラム症の児童たちが音楽というメディアを通じて独立的な存在であり健康な社会人に成長させることと、これを通じて自閉スペクトラム症患者に対する偏見を解消し障害の認識を改善することがミン・ユンギ治療センターとMINDプログラムの究極的な目標」と述べた。

SUGAは「7カ月間、チョン・グンア教授と共にしたプログラムの準備や奉仕活動を通じて音楽が心を表現し世の中と疎通する大切な通路になりうるということを深く感じた。自閉スペクトラム症の子どもたちの治療を共にできたこと自体が大きな感謝であり幸せであり、より多くの子どもたちが社会の一員として共にできるよう持続的に力を与えていきたい」と伝えた。

 

WOW!Korea提供

2025.06.23