“「NewJeans」IP侵害行為”ADOR民事訴訟VS“名誉毀損”シン・ウソク監督刑事訴訟、両者一歩も引かない真っ向“訴訟対決”に突入

ADORとシン・ウソク監督が、訴訟の真っ向対決に突入した。

最近、シン・ウソク監督はHYBE傘下レーベルADORの代表取締役兼HYBECHRO(最高人事責任者)のキム・ジュヨンと副代表のイ・ドギョンを、情報通信網利用促進および、情報保護などに関する名誉毀損(きそん)の疑いで告訴した。

監督は、イルカ誘拐団の代表で、韓国ガールズグループ「NewJeans」の「ETA」、「Ditto」のミュージックビデオ(MV)を演出した。また、「NewJeans」-パン・ヒスの世界観を活用したYouTubeチャンネル「パン・ヒス」で関心を集めたが、このYouTubeチャンネルには、パン・ヒスがビデオカメラで撮影した「NewJeans」の映像が投稿され、ファンたちの没入度を加えた。

しかし、ことし8月にADOR元代表のミン・ヒジンが取締役職から解任され、切り換わったADORの経営陣とシン監督との対立が始まった。当時、シン監督は「ADOR側の削除要求によって、それまでイルカ誘拐団が作業してアップロードした『NewJeans』のミュージックビデオおよび、関連映像チャンネル、今後アップロード予定だった映像をすべて公開することができなくなった」と暴露した。「パン・ヒス」YouTubeチャンネル内のコンテンツも共に削除された。

これにADORは、シン監督に広告主との協議なしに投稿された「ETA」ディレクターズカット映像の投稿中断を要請しただけ、と反論した。

ただ、シン監督は「当時制作するために集まった3社は、ディレクターズカットをイルカ誘拐団チャンネルで公開することに合意した」とし、「月曜日午前までに映像を削除しなければ、イルカ誘拐団に内容証明を送って、違約別に用役代金の2倍を請求すると脅迫をしてきておいて、今になってどういうことですか?」と主張した。

ADOR側に謝罪を要求したシン監督は、その後「(ADORが)謝罪しなかったため、私どもは持っている録音とメール、資料を必要によって順次に提出もしくは公開し、キム・ジュヨン代表、イ・ドギョン副代表を名誉毀損で告訴する」と明らかにし、今月4日に訴状を申請した。

だが8日(本日)、ADORがシン監督に対し先に民事訴訟を提起したことが分かった。この日、ADOR側は「『NewJeans』と共に良い作品を作ってくださったシン・ウソク監督に、個人的な感情はありません」とし、「ただADORとの契約を違反したり、ADORの知的財産権を侵害する行為を、見逃がすことはできないため、約2か月前にすでにイルカ誘拐団とシン・ウソク監督を相手に、契約違反の責任や違法行為による損害賠償責任を問う民事訴訟を提起しました」と伝えた。


なおシン監督が、ADOR経営陣を告訴したことについては「民事訴訟には何の返答もなく、むしろADOR経営陣を相手に根拠のない刑事告訴をしたことは、非常に遺憾です」という立場を明らかにした。

このように、シン・ウソク監督とADORが真っ向訴訟戦に突入した中、両者の真実攻防結果に動向が注目される。

WOW!Korea提供

関連記事

2024.11.09