「個別インタビュー」UK(元Apeace) 3年ぶりに2ndミニアルバム『vivid UK』をリリース! 「絶対諦めない男UKが皆さんを絶対に幸せにします!」

元Apeaceのメインダンサー兼リード・ヴォーカル担当、UKが3年ぶりに2ndミニアルバムをリリース。それぞれの楽曲にテーマカラーがあり、鮮やかな色を放ちながら生き生きと活動するUKを体現した5曲が収録されている。インタビューでは、アルバム完成までの過程や曲に対する想い、パリで開催されたJAPAN EXPO出演の思い出などについて語ってくれた。

Q リリースイベントでいろんな地域を回っていますね。
UK:いろんなところでやってきているんですけど、どこに行ってもファンの皆さんの応援の声が熱いですし、そして僕のことを知らない方たちも僕の曲を聴いて足を止めて僕の曲を聴いてくださって、一緒に盛り上がってくれたんです。そんな姿を見ていたら、今回は自分が作詞・作曲した曲もありましたし、素敵な曲も提供していただけたので、本当に曲をリリースできて良かったなと思いました。

Q 特に印象的な場所はありましたか?
UK:池袋のサンシャインシティの噴水広場です。実はそのステージは13年ぶりなんですよ。グループ活動をしていた時で、今でも覚えているんですけど、2011年の9月に、中西圭三さんから提供していただいた「千年の誓い」という曲をリリースして、そこで歌ったんですけど、13年ぶりに同じ場所で立ちました。結構たくさんの方がいらっしゃってとても嬉しかったです。

Q グループの時にその場所で立った時と、ソロになって同じ場所に立ったときの気持ちは違いましたか?
UK:はい。グループの時は自分のフォーメーションを考えるだけで、あの時の自分はこうして合わせなきゃっていうことにだけ集中していました。でも、ソロで立った時は聴いてくれる皆さんに楽しんでもらいたいという気持ちで、心にも余裕ができるようになりました。でも、そんな風に余裕を持てるようになったのは、本当に最近のことです。グループ活動が長かったので、例えばお水を飲む時とか汗を拭く時とかに、1人だと間が空いてしまうんですけど、それが最初は怖かったんです。グループだと必ず誰かがカバーしてくれたのですが、1人になってからは、そういった間をどうしようって心配していたんです。なので、最初は慣れていなくて、ずっとしゃべり続けて水を飲むタイミングを逃したこともあったんですけど、最近はそんな間も楽しんで、余裕を持って進行することができていると感じているので、そんなところが少しは成長したのかなって思います。

Q 7月にはパリで行われたジャパンエキスポに出演されましたよね。パリでパフォーマンスしてみていかがでしたか?
UK:僕のステージを見に来てくれた皆さんの反応がめちゃめちゃ熱くて、フランスの方が「UK! UK!」って叫んでくれたんです。今でもその光景が目の前に見えてくるくらい印象的で、本当に情熱的だなって思いました。日本語の曲も歌ったんですけど、面白いなって思ったのが、韓国人の僕がジャパンエキスポに参加して日本語の曲を歌って、それをフランスの皆さんが「UK」って叫びながら見てくれて、僕の名前はUK(一般的にはUnited Kingdom の略)で…。一体何か国が集まっているんだろうって思って面白かったです(笑)。

-- フランスの方がスマホで撮影しながら、UKさんと日本語の歌を歌っているのは驚きました。
UK:皆さんがスマホで撮ってくれていたんですけど、最近、アーティストがファンの方のスマホを受け取って楽しんでいるところを撮影するというのが韓国で流行っていたので、僕もちょっとやってみようかなって思ってやってみました。日本からもファンの方がいらっしゃっていて、14時間もかけて飛んできてくれて、ステージを楽しんでくれたようでうれしかったです。

Q イベント以外に印象的だったことは?
UK:フランスで有名なところを全部見てみようってマネージャーさんと話していたので、最終日にルーブル美術館とかエッフェル塔とかを見に行ったのですがとても楽しかったです。あと、フランスではスリに気を付けてと言われていたので、気を付けないとなって思っていたんですけど、なんと、僕が落としてしまったものを2回も拾ってもらえたんです。ホテルの鍵とお財布を落としちゃったんですけど、それを拾ってもらえて、めっちゃ優しいなと思いました。本当にジェントルで良かったです。

Q ここからはアルバムについてお伺いしたいのですが、今回は3年ぶりのリリースということなので、どんなお想いが込められていますか?
UK:3年前にソロでCDを出したことは合っていますが、その時はまだグループの活動が続いている中でのソロミニアルバムだったので、前回とは少し違う気持ちだなと思いました。コロナで活動が上手くできずに、残念ながらグループの活動は終わってしまいましたが、メンバーとは今でも繋がっているなとは思っています。ソロになったことで、素敵な音楽を皆さんに聴かせなきゃいけないっていう気持ちがもっと強くなりました。今回、素敵な曲もいただいて、一曲一曲熱い気持ちが入っています。ミニアルバムのタイトルは、『vivid UK』という、鮮明なという意味で、自分のカラーをちゃんと皆さんに見せたいし、聴かせたいという熱い想いを込めてミニアルバムを作ったんです。

Q 収録曲はテーマカラーがあるとのことですが、それぞれ紹介していただきたいです。
UK:リード曲の「follow me」は白をイメージしています。爽やかな楽曲で、「僕に着付いて来て、いつでも一緒だよ」という気持ちを歌っています。白の真逆の色がテーマカラーになっているダークブラックに近い、英語で歌っている「Over kKilled」という曲で、「君のことが大好きすぎる」という気持ちを歌っています。「Sky」という曲は青空の色で、「RED SUN」という曲は韓国語で歌っていて、韓国で催眠をかけるときに「1、2、3、RED SUN」って言うんですけど、皆さんに催眠をかけて「UKめっちゃかっこいい」って思ってほしい気持ちを込めて作ってみました。それから、「DARA」という曲は日本のヒップホップのような感じで作って、おしゃれな紫のイメージがあります。なので、それぞれカラーがあるということは本当に大切なことなんだなと思いました。

Q それぞれカラーを付けようと思ったアイディアはUKさんが出していったのですか?
UK:そうですね。元々はクレパスとかクレヨンにしようかなと相談していたんですけど、でも鮮明なUKを見せて行こうということで、『vivid UK』にしようってことになりました。

Q ミニアルバムの作業過程はいかがでしたか?
UK:最初に作った曲は「Sky」という曲なんですけど、メロディーがすぐに浮かんできました。その日はめっちゃ天気が良くて、空も青くて良い風が吹いていて、陽射しも良かったんです。曲はバラードなんですけど、なぜだかわからない寂しさが表れてくる感じが入っています。やっぱり、ステージに立っている自分が一番好きだし、ファンの皆さんは僕の空なんだってことに気づきました。その曲から自然と生まれたのが「RED SUN」でした。バラードがあったら、ダンス曲も作りたいと思ったので、その2曲は僕が作詞・作曲に参加しています。そして、その曲を編曲してくれた方々も本当に素晴らしかったので素敵な曲になりました。
リード曲を「follow me」にした理由は、やっぱり爽やかな感じとPVを観ていただければわかると思いますが、彼女目線で撮影してあります。自分が好きな人と一緒にいて、その時間を楽しんでいるということをPVに表現したかったので、そういったアイディアも出して、制作チームからもいろんなアイディアをいただいて、撮影していきました。「僕についてくれば朝から夜まで一緒に楽しめるよ」という雰囲気の映像になっているので、この説明を聞いてからまた観てみたら、違った感じで見えると思いますので、また見てほしいと思います。
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2024.10.16