飲酒後に電動スクーターを運転したグループ「BTS(防弾少年団)」のSUGAが、正式裁判なしに罰金1,500万ウォン(約158万円)で略式起訴された。
11日、法曹界によると、ソウル西部地検・刑事2部(部長検事:チュ・ヘユン)は前日、飲酒運転容疑を受けるSUGAに対して、罰金1,500万ウォンの略式起訴した。
略式起訴とは、検察が容疑が比較的軽いと判断した場合、正式裁判に引き渡さずに、書面審理を行い、裁判所に罰金・反則金・没収などの略式命令を下してほしいと、裁判所に請求する手続き。当事者や裁判所が、正式に裁判をかける意思を明らかにしなければ、裁判なしに刑が確定される。
検察は、SUGAに対して1,500万ウォンの罰金略式命令を裁判所に請求した。現在、社会服務要員として勤務中のSUGAは、先月6日の夜、ソウル・ヨンサン(龍山)区ハンナム(漢南)洞の道路と歩道で、飲酒後、電動スクーターを運転した疑いを受けている。当時、近くをパトロールしていた警察により、転倒した状態で発見されたSUGA。飲酒測定結果、血中アルコール濃度の数値は、免許取り消し基準(0.08%)をはるかに超える0.227%と把握された。
SUGAが運転した電動スクーターは、道路交通法上、個人型移動装置ではなく、原動機付自転車に分類され、自動車と同じ水準の飲酒運転の法的処分を受ける。先月23日、警察に出頭したSUGAは、3時間にわたる調査で、飲酒運転に関連する容疑を認めたという。
SUGAは、警察の調査当時、取材陣の前で、「多くのファンの方々とたくさんの方々に失望をもたらした点を心から反省している」と頭を下げて謝罪し、警察は追加調査をせず、一週間後に道路交通法上飲酒運転の容疑を受けるSUGAを検察に引き渡した。
検察がSUGAを略式起訴しただけに、SUGAや裁判所が正式裁判を要請しない場合、罰金刑が確定する見通しだ。
WOW!Korea提供