トークタイムの最後は、「あなただけを見つめます」という花言葉を持つ「ヒマワリ」を選択。事前にファンがポストイットに書いた質問がステージに登場すると、「わー」とたくさんの質問に驚くギョンス。「ウィキペディアにビートボックスが特技と書かれているそうですが」という質問に、「これは完全にデビューしたばかりの頃の特技なんですけど…。でも、やってみましょうか?」とやる気満々。少しおぼつかない素振りを見せながらも、ビートボックスを完璧にこなすと、会場からは大きな拍手が送られた。
続いて、「おにぎりは食べましたか?」という質問に、「食べました。本当に美味しいです。皆さんも召し上がってくれるとうれしいです」と微笑み、好きなおにぎりの具については、「きょう食べた高菜が好きです。うまい!」と幸せそうな表情を見せた。続いて、「チレンイ(ギョンスが生んだペンギンのキャラクター)をグッズ化してほしい」という質問に、「少しだけ待っていてください」と、ファンの期待を高めた。
質問がぎっしり貼られているボードには、シソの葉の香りが好きなギョンスのために、本物のシソ(実際は胡麻の葉)も飾られていて、それを見つけたギョンスは、葉っぱの香りを嗅いでリラックスする姿もあった。
ド・ギョンスの歌声を堪能できる時間も設けられ、「to DO list」に書かれた他のアーティストの曲をアカペラで歌うことも。優里の「ドライフラワー」や清水翔太の「花束のかわりにメロディーを」、玉置浩二の「メロディー」などを、柔らかく深みのある歌声で歌い、ファンを感動させていた。
トークコーナーを終えると、ギョンスの楽曲を思う存分楽しむライブの時間へ。「横浜、叫べ!」と叫ぶと、「Simple Joys」を披露。浮遊感のあるパーカッションと柔らかく響くオカリナの音色に優しい歌声が溶け込み、会場をあたたかい雰囲気に包み込む。「一緒に歌いましょう」と囁くと、「That’s okay」のステージへ。アコースティックギターの穏やかなサウンドと繊細な歌声、そしてファンが歌う「ケンチャナ(大丈夫)」という歌声が一つとなり、会場にはその日しか味わえないライブならではの心地よい空間が生まれた。
ライブの後半では、永遠に一緒にいたいという気持ちが込められた「I Do」を歌いながらギョンスがトロッコに乗って客席を回り、サインボールを投げる演出があり、客席を通るギョンスにファンは大興奮。「♪I love you」と歌いながら「Somebody」を披露し、ステージに戻ると、花道を通ってステージ近くのファンにもサインボールを投げて、ファンを喜ばせた。
花道の先にあるセンターステージでは、運命の相手を待ちながら告白をする「My Dear」やギョンス自身がアルバムの中で歌詞が好きだという「Ordinary Days」、不安や心配を取り除く魔法のような言葉が込められた「GoodNight」といったしっとりとした楽曲を披露。時に繊細に、時に力強く歌い、ファンの心を癒した。
歌い終わり、ギョンスが客席を見渡すと、「男性の皆さんも多いですね」と言って、男性だけの歓声を求める。すると、男性の歓声に大いに喜ぶギョンス。もちろん、女性だけの歓声も求め、最後は全員の大きな歓声を聞くと、「きょうもとても楽しいですね」と満足気味。歓声で満足したものの、お腹のほうは空いてしまったようで、彼は「夕飯のメニューを決めないとですよね。ちょっとお腹が空いているんです。みなさんも空いていますよね? 何を食べようか。きょうは何を食べましょうか?」とファンに問いかけることも。ファンから「かつ丼!」という声が上ると、目を輝かせて「きょうはかつ丼でーす!」と叫び、「公演が終わったあとに食べてください。僕も美味しく食べます」とファンと約束した。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、ギョンスが「残念な時間がやってきました。最後の曲です」と話すと、会場からは名残惜しむ声が上がる。そして、これからもずっと愛していくという気持ちを歌った「I’m Gonna Love You」を披露。リズミカルなギターに乗せて、セクシーで甘い歌声を届け、ファンをうっとりさせた。
ギョンスが「ありがとうございます!」と言ってステージを後にするが、すぐにアンコールを求める手拍子と「ド・ギョンス」の掛け声が会場に響き渡った。
そして、メロディアスなギターサウンドが響く自中、ステージ中央からギョンスが再登場! アンコール曲には、愛する人と共にするときめきの瞬間をポンと弾けるポップコーンで表現した「Popcorn」を披露。楽しそうに歌うギョンスの姿に、ファンも笑顔でいっぱい。
彼は「みなさん、本当にありがとうございました!とても楽しい時間でした。皆さんも僕の名前を呼んでくださったからすぐに出てきたのはわかりますよね。名前を呼んでくださってありがとうございます。次にまた来るときには、準備をものすごくしてきますので、みなさん楽しみにしてください。これからもよろしくお願いします」と伝え、記念としてみんなで写真を撮ることに。
ファンが「ギョンスのすべての瞬間が美しく見える ギョンスが私にくれたときめきだ」というスローガンを掲げると、「4階までいらっしゃるので、また新しい感じですね」と観客全員が掲げたスローガンに感動していた。
最後に「皆さん、今日の夜ご飯は?」と夕食のメニューを再確認し、「かつ丼!」というファンの声を聞いて満すると、「それでは、ギョンスでした! ありがとうございました」と叫び、「愛してるよ」、「ばいばーい」と、別れを惜しみながらステージをあとにした。
取材:Korepo(KOREAREPORT.INC)