「ARMY」という一つの名前で結ばれたファンたちは、互いの国籍や名前を聞きながらすぐに友達になった。アメリカから来たある姉妹は、列の後ろに立っていたフランスのファンと仲良くなり、JINが頻繁に訪れるという焼肉屋に今夜一緒に行く予定だと話した。そして「4泊5日の日程で韓国に来たが、ほとんどの日程を共にすることにした」とし、「話す言語は違うが、『BTS』の話をしながらすぐに親しくなった」と誇らしく話した。
30度を超える初夏の暑さの中で熱い日差しも降り注いだが、ファンの顔には笑顔が溢れていた。シンガポールから来たファンの紫色のヒジャブも汗に濡れていた。暑くないかという質問に彼女は「『BTS』がデビューした時から好きだった」とし「デビュー11周年を祝うために韓国まで来たが、暑さは重要ではない」と燦爛な笑顔を見せた。また別のファンも「『BTS』と『ARMY』はベストフレンド」とし「私たちは11周年になった」と流暢な韓国語で誇らしそうに話した。
成熟したファンダム文化を誇る「ARMY」らしく、秩序正しい姿も注目を集めた。この日のイベント場の周辺には、数千、数万人のファンが集まりかなり混雑した状況だったが、並びながら自分の順番を待つ姿が印象的だった。釜山から来たという30代の女性は「秩序と言えば『ARMY』」とし、「フェスタが無事終わるように秩序を守って行事を楽しむ」と約束した。