5月10日から12日の3日間にわたり開催された「KCON JAPAN 2024」。今年のKCONは、スローガンを「K-POP Fan & Artist Festival」として一新し、昨年の開催場所である幕張メッセだけでなく、ZOZOマリンスタジアムまで規模を大幅に拡大。11日の「MCOUNTDOWN STAGE」には、BOYNEXTDOOR、B.D.U、EPEX、INI、Kep1er、KEY、NiziU、P1Harmony、Red Velvet、THE NEW SIX、The Wind、TWS、ZEROBASEONEが出演し、ホストにチャウヌとスペシャルMCとしてBOYNEXTDOORのJAEHYUN&WOONHAKが務め、会場に集まったファンを楽しませた。
熱気に満ち溢れる会場に、この日のホストであるチャウヌが登場すると、悲鳴のような歓声が会場を包み込む。そして、彼は「『KCON JAPAN 2024』。今日のホストを務めるチャウヌです。お会いできて本当にうれしいです」とあいさつしてから、この日のラインナップを紹介していき、「本格的に始めてみましょうか。みなさん、準備はできましたか?」と問いかけると、チャウヌの「Let’s!」の合図で観客が「KCON!」と叫び「MCOUNTDOWN STAGE」が本格的にスタート。
平均年齢16.8歳の6人組ボーイズグループThe Windは、青春のきらきらと輝くひと時を歌った「H! TEEN」を披露し、爽やかな風を会場に届けた。「これからも多くの関心と愛をよろしくお願いします」と緊張気味であいさつすると、会場からはあたたかい拍手が送られた。
続いて、Mnetボーイグループプロジェクト「Build Up : VOCAL BOY GROUP SURVIVAL」で優勝し結成された4人組ボーカルグループのB.D.Uのステージへ。スタンドマイクの前に4人が立つと、美しいピアノのサウンドとエモーショナルなバンドサウンドが心に染みる「Hold me」を披露。繊細でいて力強い歌声を響かせると、大きな拍手と歓声が会場を包み込んだ。「せーの! Boys Define Universe、こんにちはー! B.D.Uでーす。このように『KCON JAPAN 2024』でごあいさつできて光栄です。これからもたくさんの関心をよろしくお願いします。ありがとうございました」と日本語であいさつし、「もうすぐアルバムがリリースされるので楽しみにしていてください」とお知らせし、ファンの期待を高まらせた。
この日は、MCのチャウヌのほかにBOYNEXTDOORのJAEHYUN&WOONHAKも登場。「みなさん、盛り上がっていますか? 本当に多くの皆さんが観客を埋めてくださっていますね」と日本語でコメント。2人は出演者がどんな曲をパフォーマンスするか、ネタバレするコーナーを任され、TWSやZEROBASEONEのメンバーを迎え、振付や歌などを少しずつ披露し、会場をさらに盛り上げた。
6人組ボーイズグループTHE NEW SIXは、情熱を盛り込んだ「FUEGO」を披露。歪みと重量感のあるビートにのせて、エネルギッシュにパフォーマンスすると、スペイン語で火を意味するタイトルのように、会場の空気を一気にヒートアップさせた。「せーの、こんばんは。THE NEW SIXです。今年もKCONでごあいさつできて、とてもめっちゃうれしいです。来るたびに歓迎してくれてありがとうございます。僕たちのステージが皆さんの記憶の中にずっと残ったらいいなと思います」と日本語であいさつ。最期は「ビッキョラ(どけよ、どけ)」という歌詞がインパクトのある、彼らのデビュー曲「MOVE」で締めくくり、カリスマ性あふれるパフォーマンスで会場を圧倒した。
8人組ボーイズグループEPEXがステージに登場すると、黄色い歓声が響き、メンバーの名前を叫ぶ声が飛びかう。同世代に伝えたいメッセージが込められた「Youth2Youth」を情熱的に、恋に落ちたどきどき感とわくわく感を歌った「Breathe in Love」を幻想的なシンセサウンドと明るくエネルギッシュなバンドサウンドに乗せてエネルギッシュに披露した。歌い終わると、「せーの、Eight Apex! こんにちは、EPEXです。僕たちEPEXはKCONで初めてのあいさつをするのですが、こんなに歓迎してくださり、本当に本当にありがとうございます!」と元気いっぱいにコメント。「最高のKCONerの皆さんと一緒に過ごした時間は僕たちも本当に忘れません」と伝え、大きな拍手に包まれながらステージを後にした。
BOYNEXTDOORの出番になると、悲鳴のような歓声が会場に響き渡る。清涼感あふれるドラムサウンドが会場に流れると、「So let's go see the stars」をパフォーマンス。恋に落ちた二人の夜のデートをロマンチックに描いたこの曲では、「ONEDOOR大好き!」とファンに告白する瞬間も! ドキドキの告白と甘い歌声にファンの心を鷲づかみにした。歌い終えると、「ごあいさつさせていただきます」と丁寧な日本語から始まり、「Who’s there? BOYNEXTDOOR! こんばんは、BOYNEXTDOORです」「KCON HONGKONGに続いて参加することになったのですが、日本のONEDOORのためにとても重要なお知らせを持ってきました。僕たち、7月10日に日本でデビューすることが決定しました。たくさん期待してください!」と伝えた。最後は思い通りにならない恋のもどかしさを歌った「Earth, Wind & Fire」を披露し、パワフルなパフォーマンスで会場を熱くした。
NiziUは韓国デビューシングルのタイトル曲「HEARTRIS」を披露し明るいエネルギーを会場に届けた。「私たちNiziUは毎年KCON JAPANに出させていただいているのですが、毎年ご招待していただき本当にありがとうございます。今回のKCONも待ち遠しく思っていたのですが、皆さんに会うことができて本当にうれしいです。会いたかったです。今日のために一生懸命準備してきました。私たちの気持ちがうまく伝わるとうれしいです。残りのステージも楽しみましょう!」とコメントし、「もう少し近づいてみたいと思います。行ってみましょうか」と伝えると、ステージの両端にあるトロッコにメンバーが2組に分かれて乗り、客席をまわることに。「次はこの曲で盛り上がっていきましょう!」と叫ぶと、客席にカラーボールを投げたり、ステージから遠い客席に手を振ったりしながら「SWEET NONFICTION」を披露。ステージから客席後方にトロッコが近づいて行くと、トロッコに近いファンの悲鳴のような歓声が響き、会場は大興奮状態となった。
P1Harmonyは、ハンドクラップから始まる「Killin' it」を1曲目に披露。キャッチ―なシンセサウンドに乗せて個性豊かなフロウを繰り広げると、そのグルーヴ感に自然と体が揺れる。心地よいグルーヴに酔いしれるまま、重みのあるシャッフルリズムが魅力の「Doom Du Doom」で会場のファンを陶酔させた。2曲を歌い終わると、「Plus Everything! こんにちは、P1Harmonyです。皆さん、僕たちのステージ良かったですか? ありがとうございます。大きな舞台で皆さんにお会いできて本当に光栄です。僕たちP1Hrmonyをこれからもたくさん愛していただき、応援してください」と伝え、熱い拍手に包まれながらステージを後にした。
大歓声の中登場したのはKep1er。爽やかでグルーヴ感のあるギターサウンドが心地よい曲「Galileo」を披露。クールかつキュートなパフォーマンスで会場を盛り上げると、「みなさん、こんばんは!」と元気よくあいさつ。「こんばんは、Kep1erです。今回のKCONのために私たちはたくさん準備をしました。オープニングの舞台とRE-Meeted Stage、そしていまご覧いただいた『Galileo』のステージを一生懸命準備してきました。私たちのさまざまな魅力をお見せしたかったのですが、どうでしたか?」と投げかけると、会場から「かわいい!」という声が飛びかい、メンバーも満足そうな笑顔を見せた。
「RE-Meeted Stage」ステージでは、KARAの「Mr.」をKep1erが、TWSがSEVENTEENの「Adore U」を披露することもあった。
(2ページに続く)