前代未聞(?)の新人の登場に、気になるのは、年末のショーレースの行方。記者から、早速“新人賞”受賞への抱負を聞かれたソン・ガンホは、「いただけるのであれば喜んで。でも、素晴らしい俳優さんたちがたくさんいるので……」と謙虚に回答し、またもや笑いをさらった。
キャラクター紹介では、それぞれの個性的なキャラクターが浮き彫りに。ピョン・ヨハンが演じるのは、"サムシクおじさん"と出会い、自身が描く夢を実現させようと奮闘するエリート青年キム・サン。「キム・サンはアメリカで博士号を取ったエリートです。
キム・サンにとってサムシクおじさんは、自分の価値を評価し、手を差し伸べてくれる人です。キム・サンの“サムシクおじさん”に対する思いは、また違う機会にお話ししようと思います」と話し、視聴者の想像を掻き立てた。これまで明るいイメージの役柄が多かったチン・ギジュは、今作で、クールな才女に変身。国文科をトップの成績で卒業し、のちに新聞記者となるチュ・ヨジン役を演じている。
「ヨジンは溌剌としたところは全くありません」と笑うチン・ギジュ。「能力は高いのにひけらかすことはないし、高い志を野心として表出することもない。
唯一、サムシクおじさんの誘惑に乗らない人物ではないかと思います」と説明した。実は、チン・ギジュは、女優になる前、民営放送の記者として働いていた経歴の持ち主。
そのキャリアも抜擢理由の一つだったようだ。自身のキャリアを演技にどのように投影するのか。彼女の演技もドラマの見どころの一つだ。
会見終盤には、MCが「ドラマの見どころを5文字で表現してほしい」と無茶振りする一幕も。9人は悩みながらも「계속 봐줘요(ずっと見てください/シン監督) 」
さらにソン・ガンホは、「時代背景となっている60年代は、1食に切実な思いのある時代でした。この作品は、“胃袋を満たす”ことを目標にした地点から始まり、4、5話あたりで頭までくるとそこで少しとどまり、熱いハートに戻ってきて、最後は心臓が破裂する、そんな物語です。心臓が弱い方は気をつけてください」と、独特な表現でドラマの全体像を紹介。シン監督は「今作は時代劇、ノワールなど様々なジャンルとして捉えられると思いますが、私はロマンスだと思っています。回を重ねるごとに、なぜ私がロマンスだと言ったのかがわかると思います」と含みのある言葉で視聴者の期待を煽った。最後は一人一人視聴者に向けて最後の挨拶。
ポスターの前で集合写真を撮影し、1時間半の会見の幕を下ろした。
『サムシクおじさん』は、来週5月15日(水)より、いよいよディズニープラス スターで独占配信がスタート!
ストーリー
1960年代の韓国。奨学生としてアメリカで経済学を学んだキム・サンは韓国を産業国家にする夢を持っていたが、自分の力だけでは難しいと壁を感じていた。そんな時、戦争中も毎日三食(サムシク)を与えたことに由来する愛称をもち、影で政界を操る謎のフィクサー“サムシクおじさん”と出会う。2人は不穏なパートナーシップを組み、戦後の苦境にあえぐ韓国を豊かな国に変えることを目標に突き進んでいく――。
スタッフ
監督・脚本:シン・ヨンシク「カシオペア」
キャスト
サムシクおじさん/パク・ドゥチル:ソン・ガンホ「パラサイト 半地下の家族」「ベイビー・ブローカー」
キム・サン:ピョン・ヨハン「ミセン~未生~」「ミスター・サンシャイン」
カン・ソンミン:イ・ギュヒョン「刑務所のルールブック」
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『サムシクおじさん』ディズニープラス スターにて5月15日(水)より独占配信開始
(全16話/初週5話一挙配信、以降毎週水曜日2話ずつ、最終週3話配信)
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